学長挨拶

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学長
柏木 隆雄
仏文学博士(パリ第VII大学 第III期博士) -
1944年8月10日三重県松阪生まれ。
県立松阪工業高校工業化学科を卒業、住友金属工業に入社、中央研究所勤務の後、1965年大阪大学文学部入学、1969年同仏文学専攻卒業。1975年同大学院文学研究科博士課程修了。同年4月神戸女学院大学文学部専任講師、助教授を経て1983年4月大阪大学文学部助教授、1991年4月同教授(仏文学講座)2004年大阪大学大学院研究科長・文学部長、2008年4月大阪大学名誉教授。放送大学大阪学習センター所長就任。日本フランス語フランス文学会副会長。2011年大手前大学副学長、2012年4月より現職。
専攻:フランス文学、日仏比較文学
主な著書
1. La trilogie des Celibataires d'Honore de Balzac Paris, Nizet. 1983.10
2. イメージの狩人 評伝ジュール・ルナール 臨川書店 1999.04
3. 謎とき「人間喜劇」 ちくま学芸文庫 筑摩書房 2000.05
4. Balzac, romancier du regard A.G.Nizet. 2002.10
5.交差するまなざし— 日本近代文学とフランス— 朝日出版社 2008.03- 主な翻訳
1. 責任編集・翻訳「ルナール全集」全16巻 臨川書店 1994.11〜1999.01
2.バルザック「いとこポンス」 藤原書店 1999.06 など
メッセージ
本学は大手前女子大学として、すでに半世紀近く、新しく男女共学の4年生総合大学として発足して10年以上になります。歴史は他の大学と較べてそれほど古くはありませんが、しかし日本の近代的学制ができてからまだ150年にみたないのです。オクスフォード大学やパリ大学など西欧大学が建学から800年以上経ているのと較べたら、日本全体の大学の歴史はまことに新しいものです。
中世ヨーロッパの大学はもともとカトリック神学を中心に学ぶところでした。ところが13世紀イタリアから始まったルネッサンスの運動は、神学よりも人間の学問を志すようになります。リベラル・アーツとは神学という伝統的な学問の桎梏から「自由に」人間の生き方に関わる諸学問(7つの学芸)をリベラル・アーツと呼んで、熱心に勉強しました。いわばリベラル・アーツは人間を解放し、人間性の完成を目指す学問のことなのです。
大手前大学が基本とするリベラルアーツ型教育は、古い伝統に縛られた固定的な学問ではなく、現代社会が必要とする自由闊達で、応用範囲の広い人材を育成することです。そのため学部の垣根を越えたユニット自由選択制(R)で、学生が自分の学びたい科目を自分の関心や目的に基づいて決定できる他の大学にはない教学システムを取っています。
大手前大学は夙川と伊丹の風光明媚でしかも交通至便のすばらしいキャンパス。日本図書館協会建築賞をいただいたメディアライブラリーCELLも安藤忠雄氏の設計したアートセンターも自慢です。
しかしこの大学が最も誇るべき宝は、皆さん、学生諸君です。皆さんの「人間的開花」を教職員が熱心にお手伝いするプログラムが満載です。ぜひこの環境を活用して、日本の将来を担う人材に育っていただきたいと切に願っています。










