育脳レシピ

大手前大学の先生が受験生にオススメの
簡単レシピを紹介！

夏の集中力を高める脳活レシピ
〜受験勉強も部活も乗り切る
栄養パワー〜

夏野菜で脳活性化！
豚しゃぶピリ辛そうめん

メインの豚肉には、脳のエネルギー代謝を支えるビタミンB1と、集中力の維持に欠かせない良質なたんぱく質が豊富に含まれています。 さらに、青ねぎに含まれるアリシンと、豚肉に豊富なビタミンB1は、一緒にとることで、ビタミンB1の吸収率が高まり、疲労回復に役立つ“最強コンビ”としても知られています。疲れをためこまずに勉強に集中するためにも、ぴったりの組み合わせです。そうめんは脳の主要なエネルギー源である炭水化物を手軽にとれる食材ですが、豚肉や夏野菜と一緒に食べることで、血糖値の急上昇を抑え、安定した集中力の維持につながります。ナスに含まれるポリフェノールの一種「ナスニン」は脳の血流をサポートし、トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用によって認知機能の維持に寄与する可能性があるとされています。夏野菜とそうめんを組み合わせたこの一皿は、さっぱりおいしく、暑い時期でも食べやすいだけでなく、疲労回復や集中力サポートといった“脳活効果”も期待できるメニューです！

材料（1人分）
  • そうめん 2束（100g）※食欲に応じて調整
  • 豚薄切り肉（しゃぶしゃぶ用） 70g
  • なす 1本（100g）
  • ミニトマト 2個
  • 青ねぎ 10g

【タレ】

  • めんつゆ（ストレート） 70ml
  • ラー油 小さじ1/2
作り方
  • 1. ラップでくるんだなすを電子レンジ
    600Wで3分加熱し、一口大に切る
  • 2. ミニトマトは4等分に、
    青ねぎは小口切りに
  • 3. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、豚肉を
    さっと茹でる
  • 4. そうめんを表示時間通り茹で、（約2分）冷水でしっかりしめる
  • 5. めんつゆとラー油を混ぜて作ったタレに豚肉となすを漬け込む
  • 6. ピザ用チーズをのせる
  • 7. 器にそうめん、豚肉、なす、トマトを彩りよく盛り付けたらタレをかけ、青ねぎをトッピング

集中力アップ！
受験生の朝トーストレシピ

鯖アボカドトースト

鯖には脳の働きを活発にするDHA・EPA、記憶力や集中力を向上させるビタミンB6、神経伝達物質の材料になるたんぱく質などが豊富に含まれています。また、“世界一栄養価の高い果物”としてギネス世界記録にも認定されているアボカドには、記憶力をサポートしてくれる葉酸、抗酸化作用のあるビタミンE、腸内環境を整える食物繊維など栄養素がたっぷり。ミニトマトやチーズと一緒にパンにのせて焼くだけの簡単レシピ。朝食にこのトーストを取り入れて集中力アップをめざしてみませんか？

材料（1人分）
  • 全粒粉食パン（6枚切り）1枚
  • 水煮鯖缶 1/3缶（約50g）
  • アボカド 1/2個（約50g）
  • マヨネーズ 小さじ1（5g）
  • ミニトマト 2個（30g）
  • ピザ用チーズ（20g）
作り方
  • 1. 鯖は汁気を軽く切り、フォークでほぐし、マヨネーズと和えておく
  • 2. アボカドは1cm厚に切る
  • 3. ミニトマトは4等分のくし切りにする
  • 4. 全粒粉食パンに、ほぐした鯖を広げる
  • 5. アボカドとミニトマトを散らす
  • 6. ピザ用チーズをのせる
  • 7. トースターで3〜4分、チーズがこんがり溶けるまで焼く

レシピを紹介
してくれた先生

健康栄養学部
本多 美預子教授

健康的な食生活を送るために何が必要なのか。栄養学的な視点だけでなく、食行動の成り立ちを科学的に理解し、効果的な栄養教育・食育のあり方の研究に長年携わり、特に若い世代の食生活改善に注力しています。専門分野は栄養教育学、食行動科学、健康教育です。