大手前大学

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卒業生・染め職人の赤坂武敏さん仏アーティストとコラボ

お知らせ
本学卒業生で染め職人の赤坂武敏さんと、フランス人ファッションデザイナーでありアーティストのオロール ティブーさんとの国境を超えた芸術のコラボレーションが実現しました。

これは10月末にフランスで開催される、展示会にて行われるパーティ参加者の衣装を制作するもので、展示会のテーマが「日本庭園」ということから、雲をイメージに植物系の柄を取り入れたいというのがオロールさんの意向。そこで、日本の伝統技術を取り入れ、植物染料を使用した染めの衣装をつくることとなりました。
作業は夏休み某日の美芸院にて行われ、恩師であるメディア・芸術学部(染色工芸専攻)今福教授のアドバイスの元、夜遅くまで続きました。

赤坂さんは本学を卒業後、京都にある栗山工房に就職。染め職人としてのキャリアは9年目になりますが、世界の舞台での挑戦は初めての試みだそうです。
「今回は職人として、オロールさんのイメージにできるだけ近づけたいです。日本の伝統技術は、むしろ世界で通用すると思っていました。現地では実演の予定もあるので、ひと通りの工程は見てもらいたいと思っています。日本の職人の技を世界に発信できること、そして向こうでの反応を直に感じられるのが今からとても楽しみです。
勤務先では、一般の方に見学や体験していただくことがあるのですが、「簡単そう!」「これなら自分にもできそう!」という感想が多いんです。実は何年もかかって修得する技術が、簡単に見えるというのは、僕にとってはうれしいことなんです。フランスでも実際にやってみて、日本の技術の高さを感じて欲しい。日本の染色のよさを知ってもらいたいです」と抱負を語っていただきました。

展示会の会場となるのは、フランスの古城だそうで、その中で今回の衣装がどんな存在感を放つのか、とても楽しみですね。
(C)AURORE THIBOUT,VILLA KUJOYAMA RESIDENCY 2015.

 
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