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【社会連携】学生たちがハンセン病療養所で英訳活動

地域・社会
大手前大学総合文化学部の田中キャサリン講師、ダニエル タン講師と現代社会学部の安藤シャーリー准教授と学生ら11名は、5月2日から5日まで、岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」を訪れ、入所者が出版した手記の英訳に取り組みました。英訳した書籍は今後、出版する計画です。

英訳活動は、集中講義の一環として行い、3 年連続3回目の開催。これまで同園のWeb サイトや園内の歴史館で上映している元患者の証言ビデオ、パンフレットなどの英訳に取り組んできました。

今年は、1 日にさくら夙川キャンパスで関連講義を受講後、2 日から5日まで現地を訪れました。学生たちは、同園元自治会長の石田雅男さんが出版した手記「『隔離』という器の中で」(文芸社)の英訳を行ったほか、園内の資料館「歴史館」の見学や交流会を通じ、入所者との交流も深めていました。

英訳活動は、初日から作業が行われ、学生たちは最終日まで英訳活動に没頭していました。英訳するにあたって、学生たちは石田さんから直接聞き取りを行い、「何が心の支えになりましたか」などと熱心に質問していました。

英訳活動には、地元のテレビ局や新聞社からも注目が集まり、テレビ局と新聞社数社の取材を受けました。

石田元自治会長の書籍の英訳は年内に完了する予定で、英訳した書籍は1年以内に出版する予定です。大手前大学は、引き続き世界遺産への登録運動を展開している長島愛生園に協力して参ります。今後の活動にご期待ください。

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