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【地域・社会連携】モダニズム建築「栗原邸」の修復活動と継承活動に学生が協力

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モダニズム建築として選定されている「栗原邸」は、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)校長で染織家でもあった鶴巻鶴一氏の自邸として建築家・本野精吾氏が設計し1929年に建設されました。

本野精吾氏が設計した建物は4つしか残っておらず、「栗原邸」はその一つでありとても貴重なモダニズム建築です。
約80年の歳月を経て、建物は老朽化により傷みが増すなか、京都工芸繊維大学大学院の教育プログラムの一環として修復作業が行われており、2016年度より大手前大学玉田ゼミの学生11名も参加し、崩れかけた壁を剥がし、新たに漆喰塗を行うなどの作業に取り組みました。

2017年5月20日、21日、27日、28日に一般公開がなされ、 “活かしながら使い続ける”ことで歴史的建築物を未来に残していく「栗原邸」の新たな所有者を募るための活動に、大手前大学の学生たちも受付と案内を担当しました。最終日の28日には301名もの来場者がありモダニズム建築に興味を示されていました。
さらに今秋には、大手前大学玉田ゼミの学生たちが、進駐軍により手を加えられた鶴巻鶴一氏の作業部屋を修復する予定です。
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栗原邸にて 玉田浩之准教授とゼミ生
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鎮ブロックや窓が特徴的な外観
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引き戸には鶴巻鶴一氏のろうけつ染めによる絵が描かれている
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受付を担当するゼミ生たち
2016修復作業
2016年に取り組んだ修復作業の様子
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漆喰をきれいに塗り直し、修復作業が完成
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