大手前大学・短期大学は、8月22・23日の２日間、いたみ稲野キャンパスで3回目となる「大手前子ども食堂」を開催いたしました。参加した子どもたちや保護者らは、学生たちによる食育講座やレクリエーションを通じ食育に理解を深め、キャンパスでの楽しい時間を過ごしました。

子ども食堂は昨年度より立ち上げられたプロジェクトで今年度は大学生、短大生合わせて約50人と教員の有志が運営し、開催当日は専門学校の学生も参加しました。

教員や管理栄養士などをめざしている学生たちは日頃の学修を活かし、共に楽しく食事をし、共に楽しく遊ぶプログラムを準備してきました。2日間で、伊丹市内の園児や児童、保護者ら約70名が参加。レクレーション担当の学生たちが用意した段ボールを利用したそり遊びや、鬼ごっこ、玉入れなどを、熱中症に注意しながら子どもたちに楽しんでもらいました。

調理担当の学生たちは、事前に何度も打ち合わせを重ねて決定したメニューの「キーマカレー」「夏野菜サラダ」「フルーツポンチ」を真心込めて作り上げました。できたてのランチを口にした子どもたちからは「おいしい！」と笑顔が溢れていました。

このほか、食育担当の学生は、ジュースを実際に作って砂糖量の多さを子どもたちに実感してもらったり、実物大で精巧につくられたフードモデルを使い、エネルギーや脂質、食塩相当量などを食育SATシステムで計測し、栄養価を丁寧に説明しました。小さな子どもたちにも興味を持てるように工夫し、バランスの良い食事を考えてもらいました。

本プロジェクトは、子どもたちがキャンパスでの楽しい時間を経験することで、大学を身近に感じてもらい、子どもたちの将来の学びの選択肢を増やして欲しいという思いから立ち上がったものです。今回参加してくれた子どもたちにとって、大学で過ごした時間が「楽しい思い出」となることを願うばかりです。