大手前大学は21日、西宮市商工会議所と「包括連携に関する協定」を結びました。今後、同商工会議所と大手前大学は、社会的資源の活用及び人的資源の交流を図り、地域経済、教育・研究に係る幅広い分野で相互に協力し、地域社会の発展及び人材育成を進めて参ります。

同商工会議所が同様の協定を大学と結ぶのは初めてです。協定では、▽まちづくりに関すること▽人材育成に関すること▽教育・研究に関すること▽西宮ブランドづくりに関すること▽子育て支援、健康増進、社会福祉、生涯教育など地域生活の充実に関すること▽産業の振興及び活性化に関すること▽その他両者が協議して必要と認める事項に関すること―の7項目について連携及び協力します。

同日、大手前大学さくら夙川キャンパスで締結式を執り行い、鳥越皓之学長や同商工会議所の辰馬章夫会頭、藤田邦夫専務理事、野島比佐夫常務理事らが出席しました。

締結式で鳥越学長は、「地元の団体と協定を結べるのはとても心強い。私達も地域に貢献し、魅力あふれるまちづくりに協力したい」とあいさつ。これに対し、辰馬会頭は、「インターンシップ制度を活用するなどして、西宮の企業を知ってもらい、将来の職場としてほしい。教授陣の知的資源も生かせるはず」と今後の活動に期待を寄せました。