修了生のキャリア形成

大学院で培った実践力と
専門性を武器に、
修了生は保健師や助産師、研究者として
幅広く活躍しています。

研究・教育・臨床・地域福祉・国際協力など、
看護の新たな未来を切り拓く
多彩なキャリアが広がっています。

土屋 航季さんの写真
土屋 航季さんの写真

就職先

学校法人 大手前学園
大手前大学

看護実践科学分野 修了
土屋 航季 さん 藤田医科大学出身

教育者として研究者として、自らの成長を
めざして。

2025年4月、大手前大学国際看護学部の助教に着任。精神看護学領域の講義や実習を担当し、演習の支援やレポート課題の確認、病院実習の引率など、学生の学びを幅広く支えています。研究と教育の場である大学では、日々新しい挑戦に向き合えることに、大きなやりがいを感じています。大学院で培った研究の基礎は、教員として次の探究へとつながり、大学院生としての経験も、学生指導の中で生きています。今後は、理解されにくい精神疾患の症状について、理解が深まるような研究に取り組み、研究者としてもさらに歩みを進めていきたいです。

塩冶 百恵さんの写真
塩冶 百恵さんの写真

就職先

大阪大学 大学院
医学系研究科保健学専攻
博士後期課程

看護実践科学分野 修了
塩冶 百恵 さん 千里金蘭大学 看護学部看護学科出身

命と向き合う助産師として、臨床と研究の
架け橋に。

お母さんと赤ちゃんとご家族への支援に直結する研究をめざすために、大阪大学大学院の博士後期課程に進学しました。大手前大学大学院では、ラオスでの海外実習に参加し、現地の医療スタッフの方々からのサポートを得ながら妊産婦へ健康教育や、文化を尊重した指導と支援を実践。助産師としての臨床経験に、国際看護の学びを重ねた今、今後は臨床と研究の両面に挑み、多様な背景を持ち命と向き合うお母さんとご家族を支えられる研究に取り組んでいきたいと考えています。

吉川 胡春さんの写真
吉川 胡春さんの写真

就職先

東大阪市役所

公衆衛生看護実践科学分野 修了
吉川 胡春 さん 大手前大学 国際看護学部出身

在院中の幅広い学びが、現在の揺るぎない
基盤に。

0歳から18歳未満の子どもや妊産婦、その家庭を支える部署で日々、相談対応や訪問支援に取り組んでいます。大学院では母子保健の実践や行政との連携方法、多文化対応などを幅広く学びました。また講義や警察署での実習、卒業研究を通して虐待やDVの知識や対応の基本を学んだことで、実際のケースに直面した際も落ち着いて対応できました。複雑な相談にも多職種と連携しながら丁寧に対応できるのは、在学中に培った視点と経験が基盤となっています。多様な現場を経験し、地域の人々に信頼される保健師をめざします。

溝神 裕美さんの写真
溝神 裕美さんの写真

就職先

国立研究開発法人
国立循環器病
研究センター

公衆衛生看護実践科学分野 修了
溝神 裕美 さん 国立福山病院附属看護学校出身

情報の力で地域と世界をつなぎ、安心・安全な
医療を実現。

国立循環器病研究センターの医療情報管理室にて、PHR(Personal Health Record)システムの構築や地域連携システムの強化と改善に携わっています。政府や世界の統計データを分析し、健康課題に関する討議や会議で発言する際、大学院で学んだ公衆衛生看護の知識や実習での経験が活きていると感じます。また日々、専門が異なる修士・博士と研究的視点で議論できることも刺激的です。今後は、国内外の健康情報と連携し、国外で治療を受けた人が自国に戻っても安心して生活できる環境を整えることをめざし、研究を続けながらシステム改善に取り組んでいきます。

入江 晴奈さんの写真
入江 晴奈さんの写真

就職先

独立行政法人
地域医療機能推進機構

JCHO大阪病院

助産実践科学分野 修了
入江 晴奈 さん 大手前大学 国際看護学部出身

先入観なく、母子に寄り添える助産師として。

大学院では、1年次から助産所や病院など多様な施設で実習を重ね、地域ごとの医療体制や助産師の役割を学びました。特にラオスでの海外実習では、異なる文化や生活背景に触れ、「まずは相手を知ること」の大切さを深く実感した経験になりました。現在は配属前に産科やNICUで研修をしており、産後の母子の状態を観察しながら母乳ケアや全身状態の観察を先輩と共に行っています。在学中に培った“先入観にとらわれず関わる姿勢”が、現場での対応に大きく活かされています。今後は幅広い助産の経験を積みながら、産後ケアにも視野を広げ、母子と家族に寄り添える助産師をめざします。

代谷 英恵さんの写真
代谷 英恵さんの写真

就職先

市立池田病院

助産実践科学分野 修了
代谷 英恵 さん 京都光華女子大学出身

混合病棟の経験を、将来の助産の基盤に。

大学院では、病院実習に加えて、クリニックや助産所など多様な実習先を経験しました。それぞれの施設で担う役割の違いや、助産師としてのキャリア形成にもさまざまな選択肢があることを学びました。またカンファレンスや振り返りを通して、自分の意見を持ち、言葉にして伝える力も培いました。現在は、産婦人科と内科の混合病棟に所属し、内科領域の看護を担当。在学中に養った自分の意見を伝える姿勢は、研修や現場での対話に活かされています。今後、産科を担当する際には、母子としっかり向き合うための基盤を築いていきたいです。