日本の国民食カレー。最初に食べたのはだれ?

突然ですが、日本で最初にカレーを食べたのは誰かご存知ですか?
日本で初めてカレーが文献に登場したのは1860年。福沢諭吉が出版した英語の辞書の中に「Curry」に「コルリ」という読みを付けて記されています。1863年には、幕府の遣欧使節団に随行した三宅秀という人物が、船上のインド人たちがカレーらしきものを食べる姿を記しています。さらに1870年、後に日本初の物理学者となる山川健次郎が渡米する船内で、洋食に嫌気がさしカレーライスを頼んだとされています。ただし、米だけ食べて、カレーは残したとされており、実際に食べたかどうかは分からないというのが答えです。
その後、レストランでもカレーが提供されるようになりましたが、当時は高級品。一般大衆にも普及したのは、カレー粉・カレールウを開発されたのが影響しています。誰でも簡単に作れようになったことで、国民食へと上り詰めていったというわけです。