学生がハチ食品を訪問、試作カレーの味をチェック

学生がハチ食品を訪問、試作カレーの味をチェック
自分たちが考案したカレーがレトルト化すると、どのような味に変わるのか。学生たちは、真剣な表情で味を確かめていました。
大手前カレー研究会は7月24日、食品メーカー「ハチ食品株式会社」(大阪市西淀川区)を訪れ、レトルトカレーとして製造が決定している「牛すじ酒かすカレー」の試食を行いました。学生たちは、数種類の試作カレーの味を確かめ、同社の開発部門の担当者らと意見を交換しました。

大手前カレー研究会の公認レシピ「牛すじ酒粕カレー」は、スパイスや酒粕の風味に加え、柔らかく煮込んだ牛すじの食感が特徴です。薬種問屋として1845年(弘化2年)に創業し、1905年(明治38年)、日本で初めてカレー粉を製造した老舗の食品メーカー「ハチ食品株式会社」とタッグを組んで製造し、レトルトカレーとして来年2018年3月以降のオープンキャンパスなどで配布する予定です。

この日は、学生や教職員ら17人が同社を訪問。学生たちのレシピを基に同社に試作していただいた牛すじ酒粕カレーのサンプル5種類の試食を行うとともに、スパイスメーカーとして歩みを続けている同社の担当者から、事業概要の説明を受けました。

試食後にあった意見交換では、学生から「カレーをレトルト化するにあたって、煮沸することにより風味が大きく変わったことに驚いた」「酒粕の風味をもっと活かした商品にしたい」などと意見が相次ぎ、同社の開発部門の担当者は「8月末の最終試食会に向けて調整を図りたい」などと、答えていました。