わたしの未来

管理栄養士×medical care 中野 奈央さん

クラス制という学習環境がチームワークに必要なことを教えてくれた

私が管理栄養士になりたいと思ったきっかけは、中学生のときに読んだ『13歳のハローワーク』という本。看護師と迷ったのですが、管理栄養士は「食」を深く学べるという点が魅力的でした。自分で選んだ道ではありますが、料理があまり得意ではなかったので調理実習は苦労しましたね(笑)。

クラスの仲間が親身になって教えてくれたから乗り切れたという感じです。大手前ではクラス単位の授業が多いので、わからないことがあればクラスで教え合う文化があるんですよ。そうした環境の中にいると、ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)などチームワークに必要なノウハウが自然と養われますし、学生時代に身につけていてよかったと、社会に出た今実感しています。

春からはチーム医療に専念こんなにやりがいのある仕事はほかにない

勤務する奈良県立医科大学附属病院では、これまで栄養指導とチーム医療、給食管理の一部を担当していましたが、春からはチーム医療へ注力することに。医師・歯科医師・看護師・薬剤師・検査技師・管理栄養士らが一つのチームとなって治療にあたる中で、患者さまの栄養状態を評価しながら食事や栄養剤の内容を提案することが私の役割。まだ3年目ということもあり、治療内容によっては判断が難しいこともあるので、そのときはカンファレンスで相談をしたり、主治医と話し合いながら進めています。また、食事内容の提案には患者さまの趣向を知ることも重要。好き嫌いを把握することはもちろん、週1回のベッドサイド訪問では食事についての感想を細かくヒアリングして、できるだけ次回の食事に反映するようにしています。ベッドサイド訪問時に患者さまから「食べられるようになったよ」と声をかけられると、やっぱり最高にうれしいですね。この仕事に就いてよかったと思う瞬間です。

私は病院の管理栄養士としてまだ半人前。先輩方にフォローしてもらうことも多いので、まずは仕事の質と量をレベルアップさせたいですね。そのためには経験のほかに勉強も必要。疾病や治療ガイドラインなど医療の情報は日進月歩で変わっていくので、日々の業務プラス常に勉強することが病院の管理栄養士には求められます。仕事と勉強で目まぐるしい毎日ですが、こんなにやりがいのある仕事はほかにないと思うので、早く一人前になれるようこれからも多くのことを吸収していきたいです。