わたしの未来

管理栄養士×school 辻川 真由さん

子どもたちが食べものに興味を持ってくれるよう、試行錯誤の毎日

学生時代に行った現場実習や教育実習で、子どもに栄養について教えることの楽しさを知り、自然と栄養教諭をめざすようになりました。働く上で私が意識しているのは、毎日何を食べているかを、ちゃんと子どもたちに理解してもらうということです。そのために、毎朝必ずその日の給食に出る食べもののイラストを手に持って「たべものあいさつ」という活動をしています。子どもは絵が好きなのでよく見てくれていて、「今日カレーや!よっしゃ」みたいな感じで反応してくれます(笑)。毎朝あいさつしていると、子どもの名前とか特徴を覚えてくるんですよね。すると「今日なんか元気ないな」とか、子どもの状態に気づけるようになるんです。それも「たべものあいさつ」の大きな目的の一つですね。

給食だよりは、毎号自信作です! 手書きのイラストをたくさん使って、楽しく給食や栄養についての理解を深めてもらえたらという想いで作っています。こういった活動のおかげか、「今日の給食全部食べれた」とか「おいしかった」とか報告してくれることが増えてきて、子どもの中で給食への関心が高まっているのかな、と感じるときが一番うれしいですね。

目指せ残食0!給食の味にもこだわりがある

給食の味にも、すごくこだわっています。堺市内の小学校は全校に給食室があって、そこで毎日給食を調理しているんですが、私はほぼ毎日給食室に入らせてもらって、味の微調整をしています。子どもは本当に味に敏感で、おかずの味付けが薄すぎるとごはんの残食が増えたりするので、健康を損なわずに子どもの味覚に合うような味付けを心がけています。

給食指導や食育の授業では、理科で植物の根・茎・葉を習うタイミングで、給食の時間に野菜の根・茎・葉のどの部分を食べているかをクイズにしたり、国語で大豆のお話を習ったあとに、大豆の加工食品の授業をしたり。やっぱりほかの授業との関わりがあるものの方が、子どもたちに染み込むんですよね。栄養教諭も、子どもたちがそれぞれの学年でどんなことを習うのか、理解しておく必要があると思っています。