大手前大学 在学生×卒業生対談
物事の奥にあるストーリーを
地域貢献への意欲が湧いた
富田 瑛司
大手前大学 現代社会学部
観光マネジメント専攻 4年生
淡路市役所に入職予定。クロスオーバーで地域価値創造専攻も修め、ゼミ活動では街歩きマップの制作をはじめ、オリジナルのクラフトビールやコーヒーの考案・販売にも挑戦。
幅広く、深く学んだ大学時代。
福祉もキャリア論も、すべてが糧に
岡田 恭平
地方都株式会社 代表取締役
大手前大学
総合文化学部(現:国際日本学部)
2015年卒業
卒業後は不動産販売、マーケットリサーチ会社でビジネス経験を積む。2021年2月、コロナ禍に地方都株式会社を設立し、自治体や企業と連携して地域活性事業をプロデュース。
市役所職員の夢を掴んだ富田さんと、地方創生に挑み起業した岡田さん。〝地域を元気にしたい〞という共通の志を持つ2人が、垣根を越えて柔軟に学ぶことができるクロスオーバーの魅力について語り合いました。学びで広げた視野がどう未来に活かされたのかを深掘りします。
地方に灯りを取り戻す、新たな価値を
富田:大手前大学を卒業後、2社を経て独立された岡田さんですが、地方創生への関心はいつからお持ちでしたか?
岡田:大学時代から日本の地方へ観光に行くのが好きでしたが、開発などで好きな場所がなくなって寂しくなることも多くて。何か地域の助けになりたいと思ったのが始まりです。でも起業するにもビジネスの土台がないと説得力を持てないと考えて、まずは不動産会社に3年、それから「毎日3人の経営者と話せる」と勧められたマーケットリサーチ会社で3年働き、いろいろな業界の知見を深めて、ビジネスの潮流を見る力を鍛えていきました。
富田:創業者や上場企業の役員との出会いは、人生も大きく左右しそうです。
岡田:まさに、コロナ禍で独立に尻込みした時に「地方が苦しんでいる今こそ動くべきでは」とある会社の社長に背中を押してもらって独立を決意して今がある。自治体と企業をうまくつないで、地域活性をプロデュースするやりがいを噛みしめています。
富田:僕も地方を訪ねる度に店が減っていく現実を何とかしたくて、地方公務員をめざしました。孔子の論語「義を見てせざるは勇なきなり」の通り、課題から目を背けず、地域の可能性を引き出せる職員になるのが目標です。
学びの全てが物事を立体的に捉える力に
岡田:地方自治体の画期的な地域振興の取り組みも増えているし、大手前での学びを活かして、「自分の行動が人の人生を変える」手応えを感じてほしいな。
富田:僕が学んだ〝観光〞分野は裾野が広く、建築物の意匠や土地の歴史など多方面から地域のストーリーを深掘りできたことが収穫です。クロスオーバーで履修した博物館展示論では展示の設計思想を学び、幅広い切口をストックできました。
岡田:クロスオーバーでキャリア論や経営、福祉を学んだけど、大企業や自治体では福祉事業が重視されていて、福祉系の知識があると予算計画に踏み込んだ話がしやすい。福祉の知識が商談で役立つとは当時は想像もしていなかったです。
富田:「STUDY FOR LIFE」の真価は社会に出てこそ分かるんですね。複合的な学びを活かす先輩の姿にワクワクしました。僕も地域を動かせる人をめざし、背中を追いかけます!
※内容はすべて取材時のものです。(2026年2月)