CELL教育宣言

小集団教育メソッドの新たなスタンダードをめざして

メディアライブライリーCELLは、「新時代のハイテク図書館」という機能を越えて、大手前大学が将来めざすべき方向性や、これからの大学教育のあり方までをも凝縮した施設となっています。
いま日本の高等教育は大学全入時代を迎え、各大学とも従来にはない特長と個性を打ち出すことを強く要請されています。

本学においても外部有識者を含め、CELLの建築計画と軌を一にして「今後めざすべき大学像」について、検討を重ねてきました。
その結果、「『社会人基礎力』と『自分で創る専門性』を育むリベラルアーツカレッジ」――幅広い教養教育を通じて、思考力、判断力、コミュニケーション力といった、社会で最も必要とされる能力を高める――という結論に至りました。
これを実現するには、従来の学部・学科ごとの硬直したカリキュラムの縛りを解き、自発的で創造的な学びの環境を学生に与えなければなりません。

このエビデンス(=証拠)のひとつが、2007年より日本の四年制大学ではじめて導入した「ユニット自由選択制」であり、もうひとつがこのCELLの小教室で行われるone to oneの緻密な教育です。
本学はこれを「CELL教育」と名付け、小集団教育メソッドの新たなスタンダードとなることをめざしています。