大手前大学大学院

比較文化研究科

学部での学びをより専門化し、
深化させる大学院。
知識・教養に磨きを
かけるとともに、
高度な実務能力を
身につけます。

共生・協調の時代を拓く
「比較文化」の視点を
養います。

1996年、大手前女子大学大学院文学研究科修士課程比較文学比較文化専攻として発足した本学大学院。現在は、大学院比較文化研究科として教育・研究を展開しています。
グローバル化が一気に進み、異民族・異文化間の接触・交流・競争・衝突が激化する現代においては、ほかのさまざまな文化との流動的なネットワークのなかで、自文化の位置や役割を考える姿勢が不可欠です。本学大学院では、すべての研究の基点を「文化」に置き、世界が共生・協調する時代を切り拓くカギとなる「比較文化」の視点を養うことを目標としています。

ハイレベルな専門性と
実務的教養の
獲得をめざします。

大学院のたいせつな目的の一つは、4年間の大学教育を経て選び抜かれた学生たちを、高度な研究者・教育者に育て上げることにあります。大手前大学大学院では、その実現に向けて、豊富で優秀な教授陣が指導にあたっています。また、専門性だけではなく、実務に活かせる高度な教養を養うことも重視。英語力や日本・西洋・アジアの文化に関する国際的かつ学際的な知識・教養など、学部の学びで得たものをさらに磨き、今後の社会で活躍するための力へとつなげます。何よりも大事なのは、地に足のついた人生設計と、明確な目的意識。それらをもって学ぶ学生を、心から歓迎しています。

専攻の学びのポイント

  1. 「比較文化」の視点を養う

    自分の生まれ育った文化以外にも視野を広く持ち、内からの目と外からの目を適切に使って多面的・立体的にものごとを見る視点を育てます。

  2. 多彩なプログラムで
    専門的な指導を

    学生の気になるテーマ、関心の広がりに合わせた、さまざまなプログラムや専門的指導を受けることができます。

  3. 社会で役立つ高度な教養

    高度な学問的研究はもちろん、学部4年間の学びの総仕上げとして、社会で役立つ実践的、国際的な教養を身につけることができます。

研究科長からのメッセージ

大学院研究科長

鳥越 皓之

鳥越 皓之

高度な学問と
実務的教養を身につけよう

大学院は何のためにあるのでしょうか。もし、あなたが大学院をめざしているとして、その目的は何でしょう?大学そのものが大きく変わりつつある今、大学院も、その役割と教育メニューを見直すときがきています。あなた自身も、大学院で何ができるか、何をしてもらえるか、確かな情報を求めているに違いありません。
もちろん、大学院のたいせつな目的の一つは、4年間の大学教育をへて選び抜かれた少数の学生たちを、高度な研究者・教育者に育て上げることにあります。本大学院は、豊富で優秀な教授陣によって、その要請に応えたいと思っています。
また、大学院は、高度な実務的教養の強化に力を注ぎます。あなたが4年間の学部教育で学んだこと、身につけたこと、例えば英語力や国際的・学際的な文化(日本・西洋・アジアの歴史・文学・美術)の知識・教養に、より一層の磨きをかけて、今後の社会で活躍するための実力を鍛えます。
大手前大学大学院は、社会人を厚遇します。もし、あなたがすでに学校教育を終え、職場や家庭に入った後で(それとも職場を退いたのちに)、大学院レベルの学位を取得したい、あるいは、改めて英語・文学・史学の勉強をやり直したいと考えておられるのなら、本大学院の戸を叩いてください。社会人のあなたのために別枠の選抜方法を用意しています。
よく考え抜いた人生設計と、明確な目的意識をもって大学院に入学するあなたを、大手前大学は心から歓迎します。

博士前期課程(修士課程)

概 要

  • 修了の要件博士前期課程に2年以上在学し、所定の30単位を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、学位論文の審査及び最終試験に合格すること。
  • 取得できる学位修士(学術)又は(文学)
  • 取得できる資格中学校教諭専修免許状〈社会〉高等学校教諭専修免許状〈地理歴史〉日本語教員養成課程修了証
  • 必修科目比較文化特別研究 8単位
  • 選択必修単位基礎科目 8単位以上関連科目 6単位以上 (計30単位以上)

基礎科目一覧

  • 比較文化特論Ⅰ・Ⅱ
  • 比較文学特論Ⅰ・Ⅱ
  • 異文化コミュニケーション特論Ⅰ・Ⅱ
  • 日本・東洋文化特論
  • 西洋史特論
  • 西洋文化特論
  • 日本文化特論Ⅰ・Ⅱ
  • 日本美術史特論Ⅰ・Ⅱ
  • 西洋美術史特論
  • 日本史特論Ⅰ・Ⅱ
  • 考古学特論
  • 文化・社会特殊研究Ⅰ・Ⅱ

関連科目一覧

  • 日本古典文学特殊研究
  • 日本近代文学特殊研究
  • 英語圏文学特殊研究Ⅰ ~Ⅲ
  • 比較文学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
  • 英語研究Ⅰ・Ⅱ
  • 日本史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
  • 比較文化特殊研究Ⅰ ~Ⅳ
  • 東洋史特殊研究Ⅰ・Ⅱ
  • 史学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
  • 地理学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
  • English Communication Studies
  • English Seminar
  • 日本語教育特殊研究Ⅰ・Ⅱ
  • ジャパノロジー研究

博士後期課程(修士課程)

概 要

  • 修了の要件博士後期課程に3年以上在学し、研究指導を受けたうえ、博士論文の審査および最終試験に合格することを修了の要件とする。
  • 取得できる学位博士(学術)又は(文学)
  • 選必須科目比較文化特別研究

(2018年4月1日現在)

日本語教員養成課程

概 要

大手前大学大学院比較文化研究科においては、規定の単位を修得すると、修士号や博士号の取得と同時に、日本語教員養成課程修了証を大学から発行しています。日本および海外の大学等への就職をめざす学生たちが、自分の専門の科目とこの課程の科目との同時履修をしています。

  • 必修科目12科目23単位並びに選択科目7単位以上、計30単位以上修得すること。
    (30単位:450時間相当)

必修科目一覧

  • 日本語教育特殊研究Ⅰ
  • 日本語教育特殊研究Ⅱ
  • 比較文化特論Ⅰ・Ⅱ
  • 日本文化特論Ⅰ・Ⅱ
  • ジャパノロジー研究
  • 日本語教授法※
  • 外国人に教える日本語※
  • 日本語音声学・音韻論※
  • 日本語学研究※
  • 海外で学ぶ・働く・暮らす※
  • 教育心理学※
  • 日本語教育実習※

※修了要件対象外科目(自由科目)

選択科目一覧

  • 比較文学特論Ⅰ
  • 比較文学特論Ⅱ
  • 文化・社会特殊研究Ⅰ
  • 文化・社会特殊研究Ⅱ
  • 日本古典文学特殊研究
  • 日本近代文学特殊研究
  • 日本史特殊研究Ⅰ
  • 日本史特殊研究Ⅱ
  • 異文化コミュニケーション特論Ⅰ
  • 異文化コミュニケーション特論Ⅱ

(2018年4月1日現在)

研究所

史学研究所

兵庫県地域の
歴史・文化財研究から、
地域密着の新しい学びを
創造します。

さくら夙川キャンパスのアートセンター西側に佇む史学研究所は、1980年、兵庫県地域の歴史・文化財に関する研究を行うことを目的に作られました。その研究成果は地域社会に広く公開され、学生の実習にも活用しています。研究所を拠点とし、オープンな体制で地域文化財の研究に取り組んでいます。
史学研究所は創設以来、大坂城三の丸跡、伊丹市の有岡城跡の発掘調査などさまざまな調査・研究事業に参加し、多くの実績を重ねてきました。この伝統をさらに発展させ、兵庫県地域の歴史・文化財研究の拠点となることをめざし、新しい研究活動もスタートしています。
その一環として実施されているのが、春休みや夏休みを利用した文化財調査や、一般市民や学生を対象とした公開講座といった事業です。兵庫県神戸市・高砂市や愛知県犬山市などで、これまで古墳の発掘調査や測量調査を行ってきました。公開講座も、例年多くの参加者で賑わっています。今後も、引き続きこれらの事業を実施していく予定です。
これからも、3次元レーザー計測装置や3Dプリンターといった最先端の文化財情報機器システムも駆使しながら、歴史・考古・美術史・建築史・文化財科学といった学問分野の枠を超えた調査・研究を展開し、地域社会に開かれた研究拠点をめざします。

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地域の専門機関と
積極的に連携し、
文化財研究を推進中!

兵庫県の歴史・考古学研究において数多くの実績を持つ大手前大学では、兵庫県、神戸市、たつの市、猪名川町の各教育委員会と協定を結んできました。
総合文化学部では、このネットワークを最大限に活かし、研究所の施設・設備も利用した授業を行っています。実習授業では、学生が研究所資料に直接触れることができます。

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ピックアップ研究・協定

  1. 兵庫県教育委員会との協定締結

    2016年、兵庫県教育委員会との間で、「ひょうごの歴史文化遺産の地域振興への活用に資する調査・研究に関する協定」を締結しました。本協定は、これまでの連携活動を飛躍的に発展させるものです。歴史文化遺産分野での共同調査・研究、各種普及啓発活動の連携、学生を含む相互交流の推進を目的としています。
    今後、具体的な覚書をかわしつつ、県域全体にわたる活動を強力に進めていきます。

  2. 但馬・文堂古墳の調査研究

    兵庫県但馬地域香美町の後期古墳「文堂古墳」から出土した装飾大刀をはじめとする貴重な考古資料について、香美町教育委員会と共同し、研究所にあるエックス線撮影装置などを活用した調査・研究を行ってきました。
    報告書も刊行し、その成果にもとづいて出土資料が兵庫県の指定文化財になりました。今後も文化財の保全・活用につながる基礎研究を続けていきます。

  3. 書写山円教寺の調査

    姫路市にある名刹書写山円教寺の調査を続けています。3次元航空レーザー測量による寺域の確認や石造物の悉皆調査で成果をあげ、報告書も刊行しました。これからも文書や工芸資料などの調査を続け、円教寺の歴史の多面的な解明をめざします。

  4. 達身寺仏像群の3次元計測

    兵庫県丹波市にある達身寺は、独特の様式をもつ平安期の仏像群で有名です。史学研究所ではハンディースキャナーを用い、全仏像の3次元データを集積しました。これによって、謎に包まれた仏像群の研究が格段に進むものと期待しています。

    仏像
  5. 栃木県立博物館との協定

    県外においても、栃木県立博物館と「三次元レーザー計測を利用した栃木県内の文化財調査研究に関する協定」を締結しています。これまで取り組んできた、史学研究所の文化財3次元レーザー計測の蓄積が評価され、県外機関との初の協定につながりました。埴輪、磨崖仏、近代建築といった、栃木県内のさまざまな文化遺産を計測し、これまで知られていなかった新たな発見も生まれています。

研究所

交流文化研究所

各専門機関と連携し、
地域文化財の研究を推進。
その成果を広く公開し、
地域に開かれた
地域の歴史・文化財の
研究拠点です。

高度な学術資料の
収集と利用。
交流文化の研究者のつどい。

この研究所は、交流文化に関する研究・教育活動の拠点の一つです。
ここでは主に、交流文化・比較文化関係の高度な研究資料の収集と利用、特定のさまざまな学術計画にかかわる研究会、独自の出版プロジェクトを進めるための企画・編集業務などが行われます。
名誉総長 福井秀加により、めざましい成果をおさめた「アングロノルマン研究所」の事業とその貴重な蔵書を受け継ぐとともに、さらにその領域をひろげて交流文化研究を強力に推進していくための基地です。

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主な国際シンポジウム

  1. 「Translating/
    Comparing Poetry」

    2011年11月
  2. 「一九三〇年代東アジアの文化交流」

    2012年10月
  3. 「日仏文学・美術の交流」

    2013年11月
  4. 「日仏マンガ文化の適応と浸透」

    2014年11月
  5. 「日仏文学・美術の交流2」

    2015年11月
  6. 「アニメーションの文化論
    ー日本とフランスー」

    2016年11月
  7. 「明治初期洋画家の留学と
    フランスのジャポニスム」

    2017年12月
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大手前大学比較文化研究叢書