過去の卒業生インタビューBack Number

好きなものを追いかけた大学時代。あっちこっち目移りしながらたどり着いたアニメーションの世界。いま、この仕事に夢中です。

手島 舞

ここだから追いかけられた「映像」と「旅行」2つの夢

映画が好きで、将来は映像の仕事に就きたいと思っていました。高校で進路を決めるとき、わたしの第一希望は芸大への進学でしたが、両親は猛反対。映像の勉強をするのはいいけれど、それだけを学ぶ進学には賛成できないと言われました。どうするべきか悩んでいたとき、たまたま大手前大学のホームページを見たんです。そこでどの学部に入学してもメディア・芸術学部の授業が受けられることを知り、進学を決めました。いざ入学してみると、総合文化学部の観光や旅行についての授業がとても楽しくて。世界の文化や世界遺産を学んでいるうちに「旅行業界で働きたい」と思うようになっていました。もちろん、当初の目的である映像関連の授業も受けていました。自分の好きなこと、やりたいことを選んで勉強していたら、夢が2つになっていたんです(笑)。大学時代は「映像」と「旅行」、どちらの夢も夢中で追いかけていました。それが実現できたのは、大手前大学の自由な学びのスタイルがあったからだと思います。

わたしの心を動かしたのは周りの人たちの言葉

2年生のとき、メディア・芸術学部の先生に誘われて、プロのアニメーターが1週間マンツーマンで教えてくれる「アニメーションブートキャンプ」というワークショップに参加しました。当時は実写映画が好きで、アニメーションに興味があったわけではないのですが、そのときにアニメーターの方から「卒業したらうちに来ないか」と声をかけていただいたんです。すごく単純なんですけど、褒められたことがうれしくて。それがきっかけでアニメーターをめざすことにしました。旅行業界の夢も追いかけ続けていましたが、4年生の卒業展で作った短編アニメーションをモンキー・パンチ先生に見てもらったとき、「キミにはこの世界でがんばってほしいな」と言ってもらえて。その言葉で心が決まりました。声をかけてもらっていた会社があったので、就職活動はしませんでしたが、いま思えば、大学生活そのものがわたしにとっての就職活動だったのだと思います。

アニメーションの仕事には 学びのすべてが役立っている

現在は、株式会社ウィットスタジオというアニメーション制作会社で作画監督をしています。『進撃の巨人』のアニメを見て、これを作っているところで働きたいと思い転職しました。今では『進撃の巨人 Season 3』の作画監督を任してもらえるようになり、忙しいですが充実した日々を送っています。アニメーションの世界では、キャラクターが住んでいる場所やその世界の背景などを1枚の絵にした「イメージボード」を作成するのですが、その作業のときのわたしの引き出しは、旅行や観光の授業で得た知識。大学時代の幅広い学びのすべては、アニメーターの仕事に活きていると感じます。今、わたしはウィットスタジオで5年目。話題作にも携わることができ、次のステップとして演出をめざしています。アニメーションよりも実写!と思っていたはずなんですけどね(笑)。今はアニメ業界に夢中です。

STUDY FOR LIFE

大学時代は夢が決まっていなくてもいいと思います。わたしは「映像」と「旅行」という2つの夢を持っていましたが、最終的には「アニメーション」の道を選びました。それは大学でさまざまな授業を受け、たくさんの人と出会ったから見つけられた道です。面白そうと思うものには積極的に参加して、好きだと思ったらとことん突き詰める。わたしの大学生活はその繰り返しでした。大手前大学の自由な学びのスタイルをフル活用できたなら、引き出しはいっぱいになるはず。それは社会に出たとき、自分だけの強みになると思います。

※内容は取材当時のものです

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