大手前大学

考古学・地理学専攻

このページに掲載している情報は2020年度入学者向けの内容です。

考古学

好奇心を原動力に、人類の文化の源を探る。

好奇心を原動力に、人類の文化の源を探る。
考古学総合研究:森下 章司 教授

遺跡の発掘や出土品を通じて人類の過去を研究。

考古学は、遺跡・遺物といった人類が残した痕跡の研究を通して、人の活動やその変化を探究する学問です。歴史学のなかの1分野なので、古代史など幅広く学ぶことも必要。考古学専攻では日本の考古学を中心に、その基礎や研究に加え、現地調査に必要な技術も身につけます。

数万冊の文献や多くの遺物がそろう「史学研究所」を研究に活用。

キャンパス内にある「史学研究所」には、調査や分析に使用する高度な設備があり、歴史や史跡に関する数万冊の資料や参考本、兵庫県内などで発掘した遺物なども貯蔵しています。さらに遺物は、手に取って観察することも可能。考古学を学ぶ環境としては、関西トップクラスといえます。

今日の考古学において欠かせない「文化財科学」の知識を修得。

考古学を学ぶ上で欠かせないのが、科学技術を応用した「文化財科学」に関する知識です。考古学専攻では、遺物の内部を捉えるエックス線、正確に計量するレーザー装置など最新の設備が利用でき、それらを扱う技術や、資料撮影のためのカメラに関する知識についても学びます。

4年間のカリキュラムの流れ

【I】 入門授業「考古学の扉」を通じて、考古学とはどのような学問なのか、世界の遺跡や発掘の実例を通じて広い視点から学びます。

【II】 概説講義、専門的な授業のほか遺物の整理など実践的な方法を経験する「考古学実習」などを受講し、専門分野に関する知識と方法についての理解を深めます。

【III】 ゼミ活動と並行して、博物館や遺跡見学などの活動を通じ、実際の調査や研究の方法を身につけます。

【IV】 自分の関心に応じて研究テーマを設定し、卒業研究ゼミにおいて資料の検討方法を学びつつ、卒業研究をまとめます。

科目クローズアップ

歴史遺産学

人々の生活痕跡である「遺跡」や「遺物」は、旧石器時代から現代まで存在します。この授業では、遺跡のうち国指定史跡になっているものを中心に取り上げ、各地域の特徴を明らかにするとともに、考古学資料の読解力を身につけます。

考古学実習

遺跡からの出土品に対する整理や復元、図・拓本・写真など、考古学で扱う実際的な技術を学生自身が体験し、その方法と意味を理解し修得します。

文化財科学

文化財科学では、文化財の持っている情報を抽出し数値化して保存したり、取得したデータを研究へ応用するための情報処理技術について学びます。

他の専攻科目も選んで、視野を広く、学びを深く。

  • 史学コース
    東洋史研究
  • 史学コース
    西洋史研究
  • 史学コース
    古文書学入門
  • 情報・コンピュータコース
    プロジェクトマネジメント
  • 芸術コース
    芸術学
  • 博物館学課程

資格・職業

国家資格:国家資格

取得できる資格

高等学校教諭一種(地理歴史)/中学校教諭一種(社会)

学部共通(取得できる資格)

図書館司書国家資格/博物館学芸員国家資格/プレゼンテーション実務士
博物館学芸員取得のための科目履修には人数制限があります。

目標とする職業

教員(中学校、高等学校)/学芸員/司書/出版・編集/観光・旅行/公務員

進学

大手前大学 大学院 比較文化研究科

先輩Message

卒業時に博物館学芸員資格を取得。現在、淡路市の文化財の発掘・調査に従事しています。

先輩Message
考古学専攻
総合文化学部 2014年卒
淡路市教育委員会 教育部 社会教育課 文化財係主事

弥生時代の遺跡とされる「五斗長垣内遺跡」や「舟木遺跡」など、市域の文化財に係る調査、保存、活用などが今の私の仕事です。歴史的に貴重な文化財を、法律等に従い、地域の皆さんの協力を得ながら扱わなければなりません。苦労も多々ありますが、こうした仕事に就きたくて大学で考古学を学び博物館学芸員の資格を取りましたので、苦労を遥かに上回る充実感がありますね。専門職となった今、学生時代を振り返ると、考古学を学ぶ環境が充実していたことを実感します。専門科目の講義はもちろん、学外の発掘調査プロジェクトに参加したり、史学研究所で発掘物の分析をしたり、その多くが今の仕事のベースになっています。後輩の皆さんも、ぜひこうした環境を存分に活かして欲しいと思います。

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地理学

大小の地域・空間を多面的に分析、考察する。

大小の地域・空間を多面的に分析、考察する。
フィールドワーク:貝柄 徹 教授

大小の「地域」や「空間」を、さまざまな観点から調査・分析します。

地理学とは、商店街、国、地球など、大小スケールのあらゆる分野での地域や空間を多面的に調査・分析し、経済・社会との関係性やその特徴を研究する学問です。暗記するのではなく、考えることが重要です。地域の歴史、文化、自然などを調査・分析することで、その理由を探ります。

幅広いフィールドで活かせる基礎的な専門力を養います。

卒業後に研究・教育分野、行政、企業など、あらゆる分野での活躍を想定。地理情報システム(GIS)を使用した実習的講義や現地調査によって現状分析力を、さらに、文献検索やレジュメ作成、発表・討論を行うゼミナールを通して、企画立案力や問題解決力、プレゼンテーション力を磨きます。

現地調査を実体験することで、“地理的な見方”を身につけます。

地域の特性をより詳細に見る「地理的な見方」と「都市問題・まちづくり研究の手法」を学びます。空中写真や地形図の判読、活断層の認定、環境の変遷などを読み解く方法を修得するほか、「現場を見る」ことを原則とし、「野外調査」や「巡検」を実際に体験する機会を設けています。

4年間のカリキュラムの流れ

【I】 地理学はどういう分野か、中学や高等学校の地理とは異なる学問としての「地理学」の奥深さをさまざまな地域やテーマを通して理解します。

【II】 地震や火山噴火などの自然災害、危機管理の観点からの防災、その他、自然環境、まちづくり・都市づくり、都市問題などの各論を掘り下げます。

【III】 地域文化やエコロジーなどさらにテーマを掘り下げるとともに、GIS(地理情報システム)ソフトを用いた都市計画や地域分析、空中写真や地形図判読による地形や環境を分析する手法を学びます。

【IV】 現地調査(フィールドワーク)の手法や分析方法を学び、学生自身が興味を持つテーマや地域を設定します。調査、分析、議論を重ねて卒業研究をまとめます。

科目クローズアップ

アジアの都市づくり(地誌学)

都市地域の国際比較という視点をふまえ、アジアの諸都市・地域を取り上げ、どのような地域的特徴を有しているか、「都市」を通して考えます。

GIS応用

近年日本においてもGIS(地理情報システム)が急速に普及しています。この演習ではGISの基礎から、まちづくり、企業経営に役立つGISの応用まで、さまざまなデータを用いて修得します。

地域研究の方法

この授業では、地域を対象とした研究を進めるための基礎的な手法を学びます。
地域を知るためにさまざまな観点から情報を集めて分析し、新たな知見を導き出して発表する能力を身につけます。

他の専攻科目も選んで、視野を広く、学びを深く。

  • 国際文化コース
    ヨーロッパの地域と文化
  • 国際文化コース
    アメリカの地域と文化
  • メディアコース
    情報人類学
  • 経営コース
    観光学入門
  • 経営コース
    国際運輸論
  • 情報・コンピュータコース
    情報メディアと社会I・II

資格・職業

国家資格:国家資格

取得できる資格

高等学校教諭一種(地理歴史)/中学校教諭一種(社会)

学部共通(取得できる資格)

図書館司書国家資格/博物館学芸員国家資格/プレゼンテーション実務士

博物館学芸員取得のための科目履修には人数制限があります。

目標とする職業

教員(中学校、高等学校)/学芸員/観光・旅行/測量・地域調査/商社/公務員

進学

大手前大学 大学院 比較文化研究科

先輩Message

多様な分野に活用できるのが地理学の魅力。卒業後は測量会社に就職します。

先輩Message
史学(地理学)専攻
総合文化学部 4年
静岡県国立沼津工業高等専門学校出身
株式会社ジオテクノ関西 内定

大学に入学した当初、一番関心があったのは考古学で、歴史関連の科目を中心に学ぶつもりでした。でも、地理学の入門編にあたる授業を受けてみて、地域、空間をさまざまな視点で研究することのおもしろさに気づき、自分の専攻に選びました。地理学の研究のベースはもちろん地理情報なのですが、それに気象、人口などの情報を重ね合わせることで、防災や建設計画、マーケティングなどさまざまな分野に活用できます。私が卒業研究のテーマに選んだのは「ビーツ」。ボルシチの材料になるなど、ロシアやヨーロッパではよく使われる野菜なのですが、日本ではなぜかほとんど栽培されていません。それは何故なのか?を自分なりに研究し、まとめ上げました。卒業後は測量専門会社での勤務が決まりましたので、GIS(地理情報システム)など在学中に学んだことが活かせると思います。

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