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【国際看護学部】ベトナム・ダナン大学で国際看護学実習Ⅲを行いました

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2024年11月18日~年11月22日の5日間、ベトナムのダナン大学において、国際看護学部3年次生10名が国際看護学実習Ⅲの実習を行いました。
初日の午前中、国際看護学実習Ⅲにおける合意書の契約更新に係る調印式が実施され、ダナン大学と大手前大学とZoomを繋いで行いました。その後、キャンパスツアーを行い、医学部生によるバクテリアや遺伝子診断の演習に参加しました。
2日目は、現地の看護学生と一緒に、創傷の病態及び管理と看護についての講義を受講しました。また、経管栄養チューブの挿入と抜去についての演習も一緒に行いました。
3日目はダナン大学病院での見学実習で、看護部による看護管理以外に、整形外科、脳神経外科、心臓外科と一般内科の見学を行い、看護の特徴を学びました。また、看護学生の実習にも帯同し、看護技術の修得内容も学ぶことができました。
4日目も、現地の看護学生と一緒に地域の保育園に行き、ダンスや歌を用いて5歳児に手洗いを教える健康教育を行いました。
そして最終日には、各自の学びを英語で発表し、それぞれの国の文化や背景があり、比較をするだけではなく、それぞれを理解することが大切であるという事を報告していました。
学生は実習に参加するにあたり、事前に危機管理や異文化理解に関するガイダンスを受けるなど、しっかりと渡航準備をし、無事に1週間の実習を終えることができました。

実習参加者からの感想を一部ご紹介します。

・実習での経験を通して、多様な看護を知ることのおもしろさを学んだ。国際看護学部であることから、大学では看護の多様性について学んできた。その上で、実際に実習に行くことで、文化や歴史、政治的背景、気候などが看護に大きく関わっていることを実感することができた。日本で習ったことが全て正しい訳ではなく、その地域に合わせた看護がある。旅行に行くだけでは分からないところまで関わることで、自身の価値観が変わる体験をすることができた。しかし、今回学んだこともその地域の一部にしか過ぎない。今後も母国の看護に向き合いながら、より良い看護の提供について考え続けていきたいと考える。
(国際看護学部3年生 古川さん)

・ベトナム実習を通して、私は非言語的コミュニケーションの重要性を学んだ。ベトナム語でしか通じない子どもに対して、私たちがどのように接するべきなのかと考えた時に、目線を合わせ、笑顔で接しジェスチャーを使い体で表現することにより、伝えたいことを表現できると感じ、この事は、日本で海外から来られた外国の方に対しても応用できると感じ特に、子どもに対しては英語圏外から来られた方でも非言語的コミュニケーションを使用する事で日本の看護を日本人と同様に提供できると学んだ。
(国際看護学部3年生 橋津さん)

・今回の実習を通して、ベトナムの特徴や文化を学び、医療についても触れていく中で、その国のことに対して深く興味を持つようになり、大好きになった。その国に行き、日々新たなことを知っていくことで、視野や思考が広がった。
ベトナムの医療を学ぶ際、日本との相違点を探し、比較をしていた。それは、デメリットばかりに目を向けてしまうため、違うと考えていたが、比較しメリット・デメリットを考え、そこから次の看護に繋げていくことが必要であり、その視点が専門職であると学ぶことができた。また、英語を話すことを怖がらないことも大切であると学んだ。
(国際看護学部3年生 立津さん)

(配信元:国際看護学部)

11月18日2
11月19日4
11月20日
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