これからの時代を切り拓く力に
国内外を問わず様々なジャンルで活躍し、豊富な経験と知識を持つ教員が揃うのも大手前大学の特色。
グローバルな視点を持つ教員による本学だけの特別なカリキュラムで、次世代で求められる人材を育てます。
私は海外での受賞経験もありますが、世界を意識して作品をつくっているわけではありません。ただ、せっかく時間も労⼒もかけてつくった作品は、たくさんの⼈に観てもらいたいし、評価もしてもらいたいもの。例えば国内の映画祭やコンペに応募して落選しても、同じ作品が海外で評価される可能性もありますから、折れない気持ちで多方面に発信していくことが大切だと思います。映像制作は時間がかかるしんどい作業ですが、それでも⾃分の頭で思い描いたものを形にする喜びや、作品を楽しんでもらえる快感はそのしんどさをも凌駕します。学生のみなさんにもその感動を体験してもらえるようなカリキュラムを目指しています。卒業論⽂や作品として形に残すまでの紆余曲折や試⾏錯誤がみなさんを成⻑させてくれるはずです。
- PROFILE
- 大阪教育大学、イメージフォーラム付属映像研究所、東京藝術大学大学院で映像を学ぶ。「間」と「気持ちいい動き」を大きなテーマに制作を続け、国内外の映画祭では多数の賞を受賞している。代表作は『わからないブタ』『グレートラビット』『半島の⿃』など。 和田先生のHPはこちらから
世界各地の⺠族の⽂化・習慣は、私たちの価値観では不思議に感じることがたくさんあります。例えば、アイヌ⺠族にはイヨマンテ(熊送り)の習慣があります。私たちは「熊を殺すのは絶対ダメ!」と思ってしまいますが、アイヌはなぜ熊を殺したのか、その背景は何であるのかということを理解することが必要不可欠です。異国の⺠族の⽂化を⾃分の背景や⽂化と比べることによって、⽂化多様性、⽂化的な価値観、多⽂化共⽣の理解を深めることができます。そうすることで異なる⽂化や価値観を持って育ったクラスメイトや同僚の考え⽅、その理由をより深く理解できるようになると思います。みなさんも自分の個性や特性を理解し、多様な⽂化や考え⽅を尊重し合う環境と社会を実現してください。
- PROFILE
- ⼤阪⼤学⽇本語・⽇本⽂化専攻卒業。アイヌ民族の近世・近代の歴史、文化などさまざまな領域について研究。自身が学⽣時代に感じたモチベーションと学びの楽しさ・⾯⽩さを今の学⽣に伝えたいと考え、明るく楽しく教えること、学⽣の気持ちを常に配慮することをモットーに教鞭をとる。
私はラオスでの⽣活や活動を通して、看護や医療は社会を構成している⼀部分だと実感し、⽂化⼈類学という学問に出会いました。「⼈間理解/他者理解」が根底にある人類学はとても魅⼒的で、⼈を対象とする看護や助産とは親和的な学問だと感じています。「国際看護」はどこか遠くにあって、⾃分と関係のないものではありません。本学では、なぜ看護に「国際」がついているのか?その理由も価値も、仲間とともに多様な実践を通して⾃分の答えを⾒つけることができると思います。私も同じ看護師や助産師として、時には協働しながら、教育、ケア実践、研究に貢献していきます。みなさんにも多様性や人権を尊重できるパッションと思いやりのある看護師になって欲しいと思っています。
- PROFILE
- 助産師。大学病院、民間病院で助産師として勤務の後、青年海外協力隊としてラオスで活動。帰国後、大学院で文化人類学を専攻。ラオス国境の村など、アジア各地でリプロダクションに関するフィールドワークを行う。神戸市看護大学を経て現職。
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- 助産師。大学病院、民間病院で助産師として勤務の後、青年海外協力隊としてラオスで活動。帰国後、大学院で文化人類学を専攻。ラオス国境の村など、アジア各地でリプロダクションに関するフィールドワークを行う。神戸市看護大学を経て現職。
⾔語が思考に影響を及ぼしているという⾔語相対説という理論があります。この説に基づけば、⽇本語という⾔語がみなさんの思考や概念、考え⽅を形作っているのです。思考の基盤とも⾔える⾔語を理解することで、「⽇本⼈としての⾃分」がどういうものなのかを理解することができます。またその⽇本語を教えることを通して海外の⼈と触れ合うことができるようになります。⼤⼿前大学ではタイやハワイとのオンラインインターンシップを実施しており、やる気があれば1年⽣からでも参加可能です。⽇本語を喋れるというのは武器になります。海外では⽇本語学習者と⽇本語教師の⽐率が60:1で、慢性的な⽇本語教師不⾜です。みなさんの⽇本語という武器を活かしてグローバルに活躍しましょう。
現代は日本から海外に行くよりも、海外から日本に外国人を呼ぶ時代です。また、自動車などのものづくりの技術力に加え、アニメや和食などの文化力にも世界は注目しています。観光にしてもモノの輸出にしても、グローバルの中の日本の強みを考える時に必要となるのが、地域に関する知識とその魅力を発信できる能力です。みなさんは自分の街をどれくらい知っていますか?地域ツーリズム演習という科目では、歴史や建築の先生、県や市役所の職員、県内の企業とコラボして、地域を学びながら観光による賑わい作りを考えていきます。我が街を知ることこそがグローバルな観光を考えるスタートであり、また大学の掲げる精神「STUDY FOR LIFE(生涯にわたる、人生のための学び)」にも繋がります。
- PROFILE
- 経済学博士。専門は観光学。大学卒業後、新聞社に勤めたのちに大学院に進学し、消費の経済理論をテーマに研究。大学院修了後は観光学にも研究範囲を広げ、現在のテーマは近代のレジャー史、阪神間の地域研究。主に明治から戦前における大阪・阪神間の遊園地開発・娯楽事業史の研究を進めている。大手前大学には2020年に着任。観光・地域マネジメントメジャー主任。
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- 経済学博士。専門は観光学。大学卒業後、新聞社に勤めたのちに大学院に進学し、消費の経済理論をテーマに研究。大学院修了後は観光学にも研究範囲を広げ、現在のテーマは近代のレジャー史、阪神間の地域研究。主に明治から戦前における大阪・阪神間の遊園地開発・娯楽事業史の研究を進めている。大手前大学には2020年に着任。観光・地域マネジメントメジャー主任。