育脳レシピ

大手前大学の先生が受験生にオススメの
簡単レシピを紹介!

脳を目覚めさせるための
"朝食レシピ"
〜発酵パワーで集中力UP!〜

レンジde温泉卵のせ
納豆キムチ丼

納豆は、神経細胞の働きに関与して、記憶や学習に役立つと示唆されている大豆レシチンや、糖質・脂質をエネルギーに変えて脳や身体の疲労回復を助け、集中力をサポートするビタミンB群が豊富です。さらに納豆特有の酵素であるナットウキナーゼは血流改善に役立つため、全身の循環を整える効果が期待できます。ここに加えるキムチは乳酸菌が腸内環境を整え、腸と脳をつなぐ「腸脳相関」を通じて気分や体調によい影響を与えてくれます。またカプサイシンの血流促進作用や、ビタミンCの抗酸化力も見逃せません。仕上げにのせる温泉卵で、良質なたんぱく質と記憶に関わるコリン、神経機能に不可欠で疲労感の軽減にも寄与するビタミンB12を補給できます。キムチの代わりに梅干しや大葉を加えて和風に、角切りトマトとチーズを加えて洋風にと、アレンジしやすく食べ飽きないメニューです。丼スタイルだから忙しい朝でも調理が簡単。発酵食品と栄養価の高い卵がタッグを組んで、脳をシャキッと目覚めさせてくれます!

夏の集中力を高める脳活レシピ
〜受験勉強も部活も乗り切る
栄養パワー〜

夏野菜で脳活性化!
豚しゃぶピリ辛そうめん

メインの豚肉には、脳のエネルギー代謝を支えるビタミンB1と、集中力の維持に欠かせない良質なたんぱく質が豊富に含まれています。 さらに、青ねぎに含まれるアリシンと、豚肉に豊富なビタミンB1は、一緒にとることで、ビタミンB1の吸収率が高まり、疲労回復に役立つ“最強コンビ”としても知られています。疲れをためこまずに勉強に集中するためにも、ぴったりの組み合わせです。そうめんは脳の主要なエネルギー源である炭水化物を手軽にとれる食材ですが、豚肉や夏野菜と一緒に食べることで、血糖値の急上昇を抑え、安定した集中力の維持につながります。ナスに含まれるポリフェノールの一種「ナスニン」は脳の血流をサポートし、トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用によって認知機能の維持に寄与する可能性があるとされています。夏野菜とそうめんを組み合わせたこの一皿は、さっぱりおいしく、暑い時期でも食べやすいだけでなく、疲労回復や集中力サポートといった“脳活効果”も期待できるメニューです!

集中力アップ!
受験生の朝トーストレシピ

鯖アボカドトースト

鯖には脳の働きを活発にするDHA・EPA、記憶力や集中力を向上させるビタミンB6、神経伝達物質の材料になるたんぱく質などが豊富に含まれています。また、“世界一栄養価の高い果物”としてギネス世界記録にも認定されているアボカドには、記憶力をサポートしてくれる葉酸、抗酸化作用のあるビタミンE、腸内環境を整える食物繊維など栄養素がたっぷり。ミニトマトやチーズと一緒にパンにのせて焼くだけの簡単レシピ。朝食にこのトーストを取り入れて集中力アップをめざしてみませんか?

レシピを紹介
してくれた先生


健康栄養学部
本多 美預子
教授

健康的な食生活を送るために何が必要なのか。栄養学的な視点だけでなく、食行動の成り立ちを科学的に理解し、効果的な栄養教育・食育のあり方の研究に長年携わり、特に若い世代の食生活改善に注力しています。専門分野は栄養教育学、食行動科学、健康教育です。