大手前大学

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【保護者の皆さまへ】学長メッセージ|新型コロナウイルス感染の拡大を受けて

お知らせ
保護者の皆さまへ

 日頃、大手前大学になにかとご支援やご配慮をいただき、深く感謝をいたしております。

これまでは、学生たちも元気で勉学に励んでおりました。ところが、新型コロナウイルス感染の拡大にともない、学生に対する大学の教育が大幅に滞っております。学生の皆さんや保護者の方々に多大なご心配とご不便をおかけいたしております。従来の形での卒業式ができませんでしたし、入学式も取りやめざるを得ませんでした。
そういう中でも、私どもはできるだけ春学期の授業を開始したいものだと考えておりましたが、ウイルス感染の拡大は止まらず、4月7日には政府から緊急事態宣言が発出されました。それをうけて、私どものキャンパスがあります兵庫県および大阪府の知事からも休業についての要請がありました。
そういう状況下において、本学では目下、対面授業の延期、学生の学内立ち入り禁止、教職員の一部在宅勤務という形をとっております。

大手前大学といたしましては、
(1)学生と教職員の健康の保持
(2)厳しい環境下でも、できるだけ学生たちに学習機会を提供すること
これら2点を基本的方針として、さまざまな具体的教育施策を実施していこうと考えています。

現在、以下のような教育施策を立てています。
(1)4月17日からすでに非対面授業を開始。
(2)5月7日から予定していた対面授業を再延期する。
(3)ただし5月7日から5月27日までの期間は、緊急事態宣言の解除如何にかかわらずすべてインターネットを通じた、在宅における非対面の遠隔の授業形態をもって授業を実施する。
ただし、健康栄養学部と国際看護学部は、緊急事態宣言の解除やその他の状況により、対面授業を実施することがありうる。これら2学部にこのような「ただし条項」をつけたのは、実習が多く、国家試験など、個別の事情があることを配慮したためである。
(4)在宅における遠隔授業が実施できない授業が生じた場合は、8月の補講などを想定している。

大学の使命は、言うまでもなく、学生たちによい教育を与えることです。とくに大手前大学は学生たちと、きめ細やかな接触をし、学生たちの悩みなどに丁寧に対応してきたことを誇りにしてきました。しかしながら、現状においては、このような対応がかなりの部分において難しくなっております。
現在、先生方に遠隔授業についてのテキスト作りを緊急にお願いしております。またインターネットにかかわる設備の強化に向けて、関係職員が努力をしつづけています。不十分な点が多々あるかもしれませんが、私どもは厳しいけれども制限された環境のもとで、最大の努力をしつづけてまいる所存ですので、ご支援とご理解のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

大手前大学学長
鳥越 皓之

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