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【国際看護学部】鈴井学部長が第7回日本フォレンジック看護学会で優秀ポスター賞を受賞されました

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2020年8月29日・30日(日)の2日間、第7回日本フォレンジック看護学会がWeb上で開催されました。今回、同学会で報告をした「子どもをもつ女子受刑者の肯定的・否定的養育行動の特徴-PNPSを用いたパイロットスタディ-」について、昨年度に引き続き2年連続で国際看護学部の鈴井江三子学部長が優秀ポスター賞に輝きました。

本研究は、子どもをもつ女子受刑者を対象に、Positive and Negative Parenting Scale(以下PNPS)(辻井ら,2018)を用いて、彼女たちの子どもに対する肯定的・否定的養育行動を明らかにしました。その結果、子どもをもつ女子受刑者の多くは否定的養育行動を示し、中でも過干渉傾向を示す人が半数をしめ、人によっては虐待的なリスクがあることから、子どもへの養育行動に対する支援の必要性が示唆されました。

本学会は「暴力の防止とケアに向けたフォレンジック看護(暴力と虐待の被害者と加害者への特別なケア)に関する臨床・教育・研究の充実をはかる」という目的で設立されました。社会的弱者とされる人々へのまなざしを深めながら、暴力・性暴力の実態や支援への課題を発表・共有し、ケアを発展させていくため、多くの参加者が集い知見を広げネットワークを構築する場となっています。

2021年度第8回日本フォレンジック看護学会は「性暴力社会を変える・生き抜く」in Osaka 2021として、大阪大手前キャンパスで開催される予定です。第8回日本フォレンジック看護学会についての詳細は近日中に掲載予定です。

(配信元:国際看護学部)

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