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国際日本学部新設記念シンポジウム開催御礼

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10月9日(土)、大手前大学さくら夙川キャンパスにて「大手前大学国際日本学部新設記念シンポジウム」が開催されました。まずはじめに、本学名誉博士ならびに客員教授である武者小路千家第14代家元不徹斉 千宗守氏をお迎えし、「日本文化論 ~日本から見た海外、海外から見た日本~ 日本の文化、茶の湯をとおして見た世界」と題して基調講演が行われました。

講演資料の「端境期の茶の湯~その本質を問う~」を元に、陸羽の著した「茶経」には『茶は南方の嘉木(薬を指す)なり』と書かれていることに触れ、中国からのお茶の渡来の歴史、「床の間」やそこに飾られる「花」の意味合い、また「濃い茶」の誕生秘話など様々な興味深い話をしていただき、皆さまは茶の湯の世界に浸っているような時間を過ごされたのではないかと思います。

後半は、千宗守お家元をはじめとして、柏木隆雄大手前大学名誉教授(前学長)(専攻:フランス文学)、岡佳子総合文化学部教授(専攻:陶芸史)、辻村尚子総合文化学部准教授(専攻:俳諧)の4名のパネラーによるパネルディスカッションがフリーアナウンサーの多賀公人氏の進行のもと行われました。アメリカやイギリスの美術館でのエピソードや、茶器の「箱」や掛け軸の日本と海外でのとらえ方の違いなど、各専門分野における日本と世界の歴史や文化、言葉の違いについて、国際日本学部への期待を込めた活発な討論が行われ、内容の濃いパネルディスカッションになったのではと思います。

当日は、会場参加90名、オンライン参加71名、計161名の方々にご参加いただき、本学初の試みであるオンライン併用のシンポジウムを無事終えることができました。

ご多用中ご参加いただきました方々に御礼申し上げます。

(配信元:法人本部)



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