観光客を惹きつける魅力ある街とはどのような街なのかを、観光、文化芸術、スポーツ、ビジネス、行政等、それぞれの分野の第一線で活躍される方々をゲストでお迎えし、さまざまな角度から学ぶ本講義。

第３回目のゲストは福の神「えびす様」の総本社として有名な西宮神社宮司の吉井良昭氏にお越しいただきました。

吉井氏は、西宮神社の全体の説明から始められ、神を祀る日本の信仰の歴史、西宮神社の歴史や役割（①お祀り・神事　②西宮神社文化研究所による歴史調査　③神社会館運営による地域との関わり）を詳しく話されました。
さらに西宮神社を軸とした西宮市の歴史との関わりについてお話いただき、甲子園球場の名前が決まるきっかけとなったのは西宮神社だった、いうことなどとても興味深いお話ばかりでした。

また、西宮神社と言えば福男選びが有名というお話から、「植福（しょくふく）」という考え方を説いていただきました。
植福とは、将来にわたって幸せであり続けるように、今から幸福の種を蒔いておくこと、精進し続けること。
先人の知恵を授かるだけでなく、得た知識を如何に分け与えることができるか、社会に還元できるかがとても大切であると話されました。

今後社会で活躍する学生たちにとって、とても貴重なお話しをいただく機会となりました。

次回は阪急夙川駅北の洋菓子店「エルベラン」のオーナーシェフ　柿田衛二氏をお招きする予定にしています。

（配信元：アドミッションズオフィス）