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【建築&芸術学部】和田准教授のアニメーション「半島の鳥」が「Vienna Shorts Film Festival」にて最優秀賞を受賞!

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©︎ Miyu Productions/New Deer/Atsusih Wada 2022
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和田 淳 准教授
建築&芸術学部 映像・アニメーション専攻の和田 淳 准教授のアニメーション「半島の鳥」が「Vienna Shorts Film Festival」アニメーションの部門にて最優秀賞を受賞しました。

「Vienna Shorts Film Festival」とはオーストリアのウィーンで毎年開催されている短編映画祭です。

フィクション&ドキュメンタリーやアニメーションなどいくつかの部門に分かれており、アニメーション部門は「ANIMATION AVANTGARDE」という名前だけあり、実験的な作品も多くみられます。
5月25日から映画祭が始まり現地で上映ののち、5月30日に授賞式が行われ「半島の鳥」が最優秀賞を受賞しました。

なお、同作品は2022年2月に行われた「ベルリン国際映画祭」にて特別表彰を受けています。

■作品について(和田 淳 准教授コメント)

新作短編の「半島の鳥」は構想自体は10年以上前からあり、おおよその骨格はそのときにできていたのですが、そこから寝かせに寝かせてようやく少し前に制作に取りかかり、1年以上かけて完成させました。

これまで、作品内でみんなで輪になって踊ったり、変な動きをするというような儀式的モチーフは何度も出てきているのですが、儀式そのものをちゃんと考えたことがなかったので、今回は子供が大人になるための通過儀礼という設定にして儀式とは何かをテーマにつくりました。

■最優秀賞の受賞について(和田 淳 准教授コメント)

アニメーションの部門での受賞というのが前回のベルリン映画祭とは違う点なのですが、審査員もアニメーションに詳しい方なので、そういう方々に選んでいただけたのはとても嬉しいです。

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和田 准教授は、「間」や「気持ちのいい動き」を大きなテーマとし、主に手描きによる短編アニメーションを制作し第一線で活躍しながら本学にて「描画アニメーション制作」「アニメーション演習」などを担当し、学生へ指導を行っています。

■和田 淳(わだ あつし)准教授 プロフィール

1980年神戸生まれ。
大阪教育大教養学科美術コース、イメージフォーラム付属映像研究所、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を卒業。

『鼻の日』 (2005年) がノーリッチ国際アニメーション映画祭グランプリ、『わからないブタ』 (2010年) がファントーシュ国際アニメーション映画祭最優秀賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞など多数の映画祭で受賞。
『グレートラビット』 (2012年) がベルリン国際映画祭で銀熊賞 (短編部門) 、『半島の鳥』(2021年)が同映画祭で特別表彰など、国内外で注目を集めています。

(発信元:学園広報)

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