ここ数年、新型コロナウイルス感染症の流行によって、隔離やマスク着用など、対象者が周囲から物理的に遮断される環境が続いています。その中で医療従事者は、個人を尊重するケア、人が人として求める基礎ケアの重要性を再考する必要があります。

本学部の国際看護研究所：International Learning Collaborative（ILC）ワーキンググループは、ILC学会のメンバーであるラヴェル大学のCamille Savoie先生とSylvie Rey先生と共に、世界中の基礎ケアに関する認識をスコーピングレビューにまとめました。2022年5月に『Fundamental Care's state of knowledge around the world: Where are we now? A scoping review：Camille Savoie1, Sylvie Rey1, Satoko Yokota2, Cle’mence Dallaire1, Satoko Kimura2, Satoshi Takatani2, Yuko Yano2』がJournal of Advanced Nursing（海外の看護雑誌）に掲載されました。今後も海外の看護大学の先生方や、本学部の学生と共同して、人を大切にする基礎ケアについての研究を継続していきます。
1ラヴェル大学　2大手前大学

（配信元：国際看護研究所（ILC）横田知子）