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【健康栄養学部】食品衛生学実験 授業紹介!
ニュースこの実験では、講義で学んだ食品衛生学の知識をもとに、食品中の危害要因としての微生物を学び、その制御のための微生物実験を行うことにより、食品の製造から流通・消費にいたる過程の衛生対策を理解し、食品事故を防ぐ知識と技術を習得することを目的としています。
今回の実験内容は、「手指の細菌検査・手洗いチェック」です。
人の体表や消化器官内には細菌や酵母が存在し、私たちはそれらと共生しています。
今回は選択性のないクリーム色の標準寒天培地と塩分濃度7.5%の環境に耐える細菌が発育する赤色の卵黄加マンニット食塩培地の2種類の培地を使用しました。
卵黄加マンニット食塩培地では主にブドウ球菌の分離に使用します。
手の形をしたハンドシャーレに直接手を押し付けるため手指のどの位置に細菌が多いのか一目で理解できます。
「素手」「自身が考える正しい手洗い後」「使い捨て手袋を着用し、70%エタノールで消毒後」の3パターンで培地を作成しました。
培養後、学生は興味深く真剣に培地を観察し、手洗いなどによる細菌数の変動や各々が持っている細菌の種類の違いなど事細かに記録を取りました。
(配信元:食品栄養研究室)