今回は、1年生が行う「食品学実験」で食品の色素について実験しました。

食品がもつ色素は、料理に彩りを添え、目を楽しませ、食欲をそそります。しかし、これらは、pH、加熱、光などの条件により色調が変化することも多く、調理や食品加工の際には、十分に考慮する必要があります。

実験では、ほうれんそうに含まれる色素を、簡易かつ迅速に行える薄層クロマトグラフィー法により分離しました。実験により緑色しか見えないほうれんそうの葉に、β-カロテンなどの様々な色素が含まれていることがわかりました。

実験で学んだ内容が、将来受験する管理栄養士国家試験問題にも出題されるため、学生も真剣に取り組んでいました。

 

（配信元：食品栄養研究室）