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【産学連携】建築コース 光環境ゼミが店舗改修デザインに参画

地域・社会
建築&芸術学部・建築コースでは、光環境ゼミの3年生・8名と、4年生の有志・11名が、ゼミを指導する神農悠聖教授と、建築コース・高木恭子教授の指導のもと、西宮市の企業2社からの依頼を受け、社会貢献活動の一環として店舗改修プロジェクトに取り組んでいます。

株式会社松田組(西宮市高松町)、イタリア料理 仁木家(西宮市山口町)より、今年2月に仁木家店舗の改修デザイン提案の依頼を受け、4月より連携をスタート。築10年を迎える建物の改修に合わせ、イメージを刷新したいとの店舗側のリクエストがあり、外壁色彩デザインを3年生、メインルームおよび外壁周りの照明計画を4年生有志が行うことになりました。

5月には現地調査と仁木家社長へのヒアリングを実施。料理に対する思いやプロジェクトへの希望を聞き、各自イメージを広げていきました。調査は昼間と夜間の2日に分けて実施し、3年生は主に現状外壁の色彩測定や見え方の調査、4年生は室内の明るさの測定、料理や顔、空間の見え方に関する調査、データ解析のための室内寸法の測定等を行いました。

6月には調査結果をもとに提案をまとめ、第1回プレゼンテーションを実施。3年生・4年生それぞれ8名に対し、3年生は2名の案をもとにブラッシュアップした再提案、4年生はさらに具体的な再提案をすることとなりました。その後、松田組を招いて施工面のアドバイスをいただき、7月に第2回プレゼンテーションを実施し、3年生は最終1案に絞り、4年生は各提案を統合、工事に向けた積算が行われることとなりました。

現在は、全体工事費を合わせた提案内容の調整を4年生が中心に行っており、松田組(工事統轄)、不二電気工事株式会社(電気工事)を交えたコスト調整や施工方法提案の実現に向けた打ち合わせは、大学で学修してきた知識の社会での活かし方や意義を経験できる場となっています。また企業側からは提案内容はもちろん、その熱意や意欲を強く感じてもらっており、社内外にもアピールできる機会としてサイトなどに紹介される予定です。

本学ではこのようにゼミ活動を中心にPBL授業を通して地域連携活動への取り組みに力を入れています。今後も学生が実践を通して課題解決に取り組む機会をさらに提供してまいります。

(配信元:学園広報)



■協力企業
・イタリア料理 仁木家
・株式会社松田組
・不二電気工事株式会社

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3年生による外壁の色彩測定
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4年生による室内寸法の実測
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室内の明るさ測定
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第1回プレゼンテーション
図1
模型を用いた提案説明
3
時間帯ごとでの照明計画提案
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