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【ハンセン病資料英訳活動】学生たちが長島愛生園訪問

地域・社会
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大手前大学総合文化学部の田中キャサリン講師と学生ら15名は、8月7日から10日まで、岡山県瀬戸内市邑久町虫明の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」を訪れ、資料の英訳活動に取り組みました。今年は園外での活動にも取り組み、同園が所在する地域の歴史や背景にも理解を深めました。

英訳活動は、集中講義の一環として行っており、4年連続の開催です。6 日にさくら夙川キャンパスで関連講義を受講後、学生たち15人が翌日から現地を訪れました。

現地到着後、学生たちは、長島愛生園内にある資料館見学や元自治会長への聞き取り、入所者との交流会を実施したほか、初めて園外に出て、フィールドワークを実施しました。同園が所在する瀬戸内市邑久町裳掛地区のコミュニティ協議会の服部会長に案内していただき、虫明銀座と言われ、かつては賑わっていた同地区の歴史などについて解説を受けました。

フィールドワーク終了後、学生たちは同園で同園が所在する邑久町の町史のうち、長島や長島に隣接する裳掛地区の記述に関する部分の英訳を進めていました。

大手前大学では、2015年9月にハンセン病患者の文献を研究する田中キャサリン講師と学生が長島愛生園を訪問し、同園のパンフレット英訳活動を始めており、2016年1月に完成しています。世界遺産登録に向け、多くの資料を海外に発信していく必要があるとして、2016年3月、同園と本学は相互協定を結んでおり、その後も学生たちが同園が所有する証言ビデオや元自治会長の書籍を翻訳するなど、活動を展開しています。

大手前大学は、引き続き世界遺産への登録運動を展開している長島愛生園に協力して参ります。今後の活動にご期待ください。
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