大手前製菓学院専門学校
卒業生インタビュー
粘り強く挑戦を続け、
クリエイティブ力が鍛えられた
平山 信行
「dessert place SHIKISAI」オーナーシェフ
大手前製菓学院専門学校(※2022年閉校)
製菓技能研究科/製菓学科 2010年卒業
国内の星付きレストランでパティシエのキャリアを積み、2016年に渡仏。パリの二ツ星レストランなどでシェフパティシエを経験し、2020年にデザート専門店をオープン。
学内の技能大会での経験が自信に
競い合って磨いた技が実務に直結
平山 彩苗
「dessert place SHIKISAI」パティシエ
大手前製菓学院専門学校(※2022年閉校)
製菓学科2年制コース 2011年卒業
学内の技能大会でケーキにクリームを塗る「ナッペ部門」で1位に。卒業後は洋菓子店やホテルでパティシエを経験。現在は夫の信行さんと二人三脚で店を切り盛りする。
大手前製菓学院専門学校を卒業した夫婦が営む、大阪・朝潮橋のデザート専門店「dessert place SHIKISAI(デザートプレイス シキサイ)」。メディア紹介が絶えず、遠方からも多くの人が訪れる人気店です。2人のチャレンジングな創造性を育てた大手前イズムに迫りました。
細工表現から店舗運営まで、すべてが力に
平山信行(以下、信行):社会人をしながらパティシエを志しました。大手前の通信課程を2年経験した後、本格的な実技授業を受けたいと思い、専門学校に進学。講師との距離が近く、実務能力を高めやすい環境が、大手前を選んだ決め手です。
平山彩苗(以下、彩苗):個人店を経営する著名な講師から原価計算や販売戦略などの店舗運営のリアルを聞けたことは、自分の店を持ちたかった私にとって、学びになりました。
信行:ケーキを中心に、和菓子やパンまで幅広く学べたのも役立っています。例えば和菓子の名称やモチーフは季節や季語に由来しますが、その知識から細工表現や商品名の着想を得ることも。図書館にも多くの専門誌があり、参考になりました。カクテル専門誌の内容は、味や香りを組み立てる時に今でも見返しています。
彩苗:学内の技術大会でケーキにクリームを均一に塗る「ナッペ部門」の1位になったことから、オープンキャンパスで来場者が菓子作りに挑戦できるブースのアシスタントを担当しました。講師や参加者の手が止まらぬよう、計量や道具の準備をした経験は、卒業後の菓子作りの現場で〝先読み力〟として活かせました。
創造性を育んだ、挑戦を後押しする環境
信行:大手前は、学生の挑戦心に寄り添い、後押ししてくれる学校でした。試作したデザートソースを先生が味見して親身にアドバイスをくれたのもいい思い出です。また、フランス研修では、日本との気候の違いもあり、調理工程や見たことがない技法に触れることができました。
彩苗:作品展用に、チョコレートを組み上げた工芸菓子「ピエス」を制作する際、メリーゴーラウンドの屋根を直線ではなく少し反らせた形にしたいという私のイメージを実現させようと、先生が一緒に試行錯誤してくれたこともありました。
信行:新作開発では材料の比率や温度を調整しながら理想の味に近づけます。先生が失敗の要因を理論的に説明してくれた知識は今も染みついています。ここで育まれた粘り強さや創造性が私にとっての「STUDY FOR LIFE」です。
彩苗:技能大会や作品展で仲間と競う中で培ったのがハングリー精神。はじめの頃は失敗もたくさんします。その壁を乗り越える心の筋肉を鍛えてくれたのが〝大手前イズム〟だと思っています。
※内容はすべて取材時のものです。(2026年6月)
(店舗データ)
dessert place SHIKISAI
電話番号:06-4394-7240
住所:大阪市港区田中3-6-2
定休日:月・火(祝日の場合は営業)&不定
インスタグラム @dessert_place_shikisai