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【建築&芸術学部】和田准教授のアニメーション「半島の鳥」が「オタワ国際アニメーション映画祭」でグランプリ!
ニュースオタワ国際アニメーション映画祭は1976年にスタートした北米最大のアニメーション映画祭で、フランスのアヌシー、クロアチアのザグレブらと並ぶ世界四大アニメーション映画祭のひとつです。
■「グランプリ」の受賞について(和田 淳 准教授コメント)
オタワは歴史のある大きな映画祭で、さらに、以前に特集上映を組んでもらったり、審査員をしたりなど、個人的にもゆかりのある映画祭なので、そんな場所で受賞、しかもグランプリをいただけたことはとても嬉しいです。
とても励みになります。
■作品について(和田 淳 准教授コメント)
新作短編の「半島の鳥」は構想自体は10年以上前からあり、おおよその骨格はそのときにできていたのですが、そこから寝かせに寝かせてようやく少し前に制作に取りかかり、1年以上かけて完成させました。
これまで、作品内でみんなで輪になって踊ったり、変な動きをするというような儀式的モチーフは何度も出てきているのですが、儀式そのものをちゃんと考えたことがなかったので、今回は子供が大人になるための通過儀礼という設定にして儀式とは何かをテーマにつくりました。
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なお、同作品は2022年2月に行われた「ベルリン国際映画祭」にて特別表彰を受けており、5月の「Vienna Shorts Film Festival」アニメーションの部門では最優秀賞を受賞、7月の「Animator 2022」においてもBest Music Filmを受賞、8月には「ひろしまアニメーションシーズン2022」にて環太平洋・アジアコンペの審査員特別賞(フローランス・ミアイユ賞)と観客賞をW受賞、および9月「ファントーシュ国際アニメーション映画祭」にてBest Film(最優秀作品)を受賞しています。
和田 准教授は、「間」や「気持ちのいい動き」を大きなテーマとし、主に手描きによる短編アニメーションを制作し第一線で活躍しながら本学にて「描画アニメーション制作」「アニメーション演習」などを担当し、学生へ指導を行っています。
■和田 淳(わだ あつし)准教授 プロフィール
1980年神戸生まれ。
大阪教育大教養学科美術コース、イメージフォーラム付属映像研究所、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を卒業。
『鼻の日』 (2005年) がノーリッチ国際アニメーション映画祭グランプリ、『わからないブタ』 (2010年) がファントーシュ国際アニメーション映画祭最優秀賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞など多数の映画祭で受賞。
『グレートラビット』 (2012年) がベルリン国際映画祭で銀熊賞 (短編部門) 、『半島の鳥』(2022年)が同映画祭で特別表彰、Vienna Shorts Film Festivalアニメーション部門で最優秀賞、
(発信元:学園広報)