

観光の視点を入口に、
持続可能な地域を
実現する
マネジメントを学ぶ。
近年の観光まちづくりは、新しいものをつくるのではなく、「今ある資源をどう活かすか」が主流です。本専攻では観光業としての
スキルを学ぶだけでなく、魅力ある地域資源を発掘・発信・運用し、持続可能な地域を実現するマネジメント方法までを学びます。

地域のこれからを考えるには、
地域を深く知ることが大切です。
観光を取り巻く環境はSNSの発達やコロナ禍で注目されるマイクロツーリズムによって大きく変わってきています。そのような時代の観光にとっては、地域の奥深い魅力を発信することが大切だと考えられます。その魅力となる観光資源を見出すためには、そこに暮らしていた人々の文化や知恵といった地域の財産を掘り起こすことが不可欠であり、またこの財産を活用するには、住民、企業、行政などさまざまな人々の協働が必要です。観光と地域マネジメントの学びから、これからのまちづくりに求められる力を身につけていきましょう。 海老 良平准教授 博士(経済学)
専攻の学びのポイント
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- 1観光についての基礎知識と、
国家公的資格の
取得もめざす。 - 旅行業やホテル・旅館業などに携わるための知識や語学を観光の基礎知識として学び、さらに「旅行業務取扱管理者」などの国家公的資格の取得もめざします。
- 1観光についての基礎知識と、
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- 2自治体・企業・NPOなどと連携。
フィールドワークによるスキルアップ。 - 自治体や企業、NPOなどと連携して、地域の魅力を発掘したり、より良い地域をどう実現するかをともに考えていきます。実社会の中で肌で感じながら学ぶフィールドワークによってスキルを磨きます。
- 2自治体・企業・NPOなどと連携。
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- 3観光学と公共経営学、
横断的に学べる
おもしろさ。 - 本専攻の魅力は、観光学の知識や技術的な側面と、自治体やNPO等による地域課題解決のための具体的なマネジメントの側面が横断的に学べること。視野の広い学びは、将来の選択肢を広げることでしょう。
- 3観光学と公共経営学、
4年間の学びの流れ
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- 1年生
- 世界や日本の観光地に関する知識を身につけるとともに、自分たちが生まれ育ち、暮らすまち、自分たちが学ぶキャンパスのある身近な地域にも目を向けていく視点を養います。
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- 2年生
- 観光に関わる様々なビジネスの専門知識を深めながら、資格取得に向けた知識、ホスピタリティ力を身につけ、地域の様々な課題を解決する知識と分析力を養います。
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- 3年生
- 「地域のもつ魅力は何か」「地域が現在抱える問題とその解決策は何か」を具体的に考える力を養い、地域活性化への取り組みに学外での調査も取り入れながら学んでいきます。
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- 4年生
- 4年間の学びの集大成として、各々のテーマに沿って現代観光を分析する、もしくは地域課題を解決する方策に関する卒業論文を制作します。

研究テーマ別
- ● 阪神間エリアの街の情報を調査したフリーペーパーの制作
- ● 兵庫県や神戸市と連携した兵庫津エリア、地下鉄海岸線沿線の活性化を考える研究
- ● 西宮市、西宮観光協会、珈琲店と連携したスペシャルティコーヒー関連商品の開発と珈琲イベントへの参加
- ● 九州の自治体・大学生との交流による「地方都市と地域の活性化を考える」合同ゼミ研究
- ● 地域課題を解決するためのクラウドファンディング