

「総合芸術」としての
映像を創り出す力を養う。
近年、映像クリエイターが活躍する場面が広がっています。本専攻では1・2年生で映像制作の基本を身につけ、3年生から本格的な映像作品づくりを始めます。作品がスクリーンに映し出されたとき、大きな喜びとさらなる挑戦意欲が刺激されます。

動画制作はしんどい(笑)。
でも、それを忘れるほどの
喜びがあります。
最近では、誰もが気軽に映像をつくれるようになりました。でも本当に映像をつくろうと思うと楽しいことよりしんどいことの方が多いです。それでも自分の思いを映像に上手く込められたり、誰かに褒められたりすると、辛かったことがなかったかのようにまたつくりたいと思ってしまいます。手間や時間をかけた分、喜びも大きくなります。この喜びをぜひ味わってもらいたいです。
和田 淳 教授
修士
2012年 ベルリン国際映画祭短編部門 銀熊賞
2022年 ベルリン国際映画祭短編部門 特別表彰など
専攻の学びのポイント
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- 1アニメーションから
実写映像まで
制作・編集技術を身につける。 - 「映像表現」は、映画やアニメのほか、ニュースやドキュメンタリー、教材など分野・テーマは多彩です。映像表現を広い視野で捉え、基礎知識・技術を学びます。
- 1アニメーションから
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- 2「メディア・リテラシー」
の一つ、
映像を読み解く力も修得。 - アニメーションを映像メディアとして捉え、メディア情報を活用する能力の一つである“映像を読み解く力”も培います。作品制作においてあらゆる技法を使えるようになります。
- 2「メディア・リテラシー」
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- 3各分野のスペシャリストが
専門性の高い知識・
技術を指導。 - プロジェクションマッピングやデジタルサイネージなど、映像アニメーションの技術がさらに進化することを見据え、高い専門性を持つ教員を配置しています。
- 3各分野のスペシャリストが
4年間の学びの流れ
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- 1年生
- 描写・造形基礎をはじめ、映像アニメーションの歴史や初歩的な制作技法を学びます。
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- 2年生
- 基礎技術をさらに養い、分析力を身につけ、基盤となる技能・理論を身につけます。
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- 3年生
- チームワークや個人制作など行い、本格的に作品制作に取り組み、表現方法の研究を進めます。
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- 4年生
- 卒業制作を中心に制作・研究を進めます。作品の上映はコンクール出品もめざします。

「こういうことをやりたい!」
という熱意が実る大学です。
高校時代から映像制作をしていて、学部、専攻に関わらずマルチな授業選択ができること。また特待生制度によって授業料を制作費に回すことができることも、大手前大学を志望した理由です。私は実写作品をメインで制作していたのですが、サウンドデザインの授業がとても勉強になり、実写作品における音への考え方、大切さを学ぶことができました。本学は先生方の知識をはじめ、使用できる機材も非常に充実していたりと、「こういうことをやりたい!」という熱意が、必ず実る場だと思います。
向井 綾望 さん
兵庫県神戸市立葺合高等学校出身

Pick Up授業
- 映像アニメーション・ゼミナール I・II
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和田 淳 准教授 今西啓介 教授

「映像は総合芸術だ」と言われることを知っていますか?題材を選びテーマを設定する企画力や、脚本・演出考案に必要な構成力、描画・撮影・編集に求められる技術力や表現力など、一つの映像作品には多くの力が結集しているためです。そこで本授業では、教員の得意な領域を活かし、学生が幅広い力を身につけられるように指導・サポートを行っていきます。とはいえ作品を作るのは、最初から最後まで学生自身。納得のいく作品が完成したときの達成感は何物にも代えがたいものです。映像・アニメーションの世界を本気で志す人の参加をお待ちしています。
研究テーマ別
- ● 映像制作における企画・計画について(デイベロップメント)
- ● 映像制作における手法の研究
(描画、3DCG、モーショングラフィックス、ストップモーション、実写、等) - ● 応用研究、社会連携における実践的制作(クライアントワーク)
- ● アートアニメーション制作研究
- ● 純粋芸術への映像応用