大手前大学

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歴史が好き! が好き!
学生の“推し”を紹介します。

「歴史が好き」「本が好き」─その思いを存分に体現できる大手前大学の国際日本学部。
歴史や本の愛好家に共通の特性はどうしても教えたくなる一冊や、話したくなる人物がいること。
学生たちに、それぞれの「好き」を語ってもらいました。

  • 読書とは、自己の
    内面を
    言葉で
    発見できるもの

    宮𦚰 彩さん 4年生/兵庫県立三木高校 出身

    もう10回は読んだかな。この本の幸せな読後感を味わいたくて、再読を重ねています。私が読書好きなのは、自己の内面に潜む言語化できない思いが表現されているから。その発見は、読書で一番うれしい瞬間です。それは古典でも同じ。先人の言葉に「なるほど!」という気持ちにさせられます。

  • 戦国時代の
    陣形を研究
    イチオシは猛将・義弘

    羽鳥 真道さん 3年生/兵庫県立舞子高校 出身

    この人物の強さは、もう化け物クラス! 屈指の猛将として知られ、少数で大軍勢を打倒する戦法を得意としていました。その戦法を可能にしたのが陣形。島津軍の陣形「釣り野伏せ」には従来にない価値をくつがえすような発想があり、そこから常識にとらわれないものの見方を学び取っています。

  • 策士にして
    槍の達人で
    あの森蘭丸の父親

    滝川 詩織さん 2年生/兵庫県立神戸鈴蘭台高校 出身

    信長の一番の右腕として大活躍するも、最後は宇佐山城の戦いで壮絶に戦死。そのかっこよさに惹かれて、資料の少ないなかでも研究しています。また、戦国大名の領地支配のための「分国法」についても研究。この法律が現在の地方自治にも何らかの影響を及ぼしているという仮説で迫ります。

  • 主人公の成長物語は
    没入できる愛読書

    木下 綾乃さん 2年生/神戸市立須磨翔風高校 出身

    小学生の主人公が「幸せとは何か?」という答えを求めて成長していくストーリー。テーマが幸せだけに自分に置き換えて読むことができ、主人公への親近感と共感を覚えながら没入できます。私はK-POPも大好き。文学同様、K-POPの歌詞も共感という喜びの感情をもたらしてくれます。

  • 歌舞伎が教えてくれる
    江戸時代の人々の暮らし

    德丸 七香さん 2年生/鳥取県立倉吉東高校 出身

    推しの演目は名作「義経千本桜」で、好きな人物は作中の源義経。恋人である静御前との絡みは、胸に迫るものがあります。歌舞伎は歴史の重要な教材。単にあらすじを追うだけでなく、言葉づかい、衣装、舞台装置なども注意深く観察して、当時の人々の生活ぶりや価値観を考察しています。

  • 猫の待遇から
    読み解く
    近現代の移り変わり

    大河 琉香さん 3年生/兵庫県立加古川南高校 出身

    副題は「化け猫が家族になるまで」。江戸時代から現代まで、猫の社会的地位の変転を振り返り、そこから近現代の歴史を知るというユニークな本。猫好きや、近現代の歴史好きにぜひ読んでほしい一冊です。私にとって本は知的成長のエンジン。ジャンルを超えた多読で語彙力を磨いています。

  • わび、さびの概念を
    生んだ
    室町時代に注目

    上田 朝陽さん 2年生/私立神戸野田高校 出身

    現代でも尊ばれる“わび、さび”という日本の美意識。その原点である室町文化と、鹿苑寺(金閣寺)を開山し、幕府の最盛期を支えた義満に注目しています。また、近代史にも興味があり、温泉と鉄道の歴史を研究。室町時代の価値観が今に継承されているように、現代に活かせる研究にします。

  • 超有名人も、
    実は謎多き人物
    論文や古文書から
    実態に迫る

    堀田 早江さん 3年生/和歌山県立新宮高校 出身

    大名の地位に登り詰めたことや、信長と対立関係にあった足利義昭にも仕えた動機、本能寺の変を起こした理由など、出自も含めて謎の多い光秀。他方、信長殺しの悪役イメージとは逆に、丹波地域では今でも善政の武将として慕われています。そんな謎に、論文や古文書から迫っています。

“好き”を学んだら
未来が見えてきた。

  • [住野 よる 著] 君の臓をたべたい 私が本を読むようになった
    きっかけは○○だった

    本は常に手元にあり、いつも何かを読んでいる状態です。読書の入り口になったのは映画でした。映画を観るようになった私に、友人がこんな気になる言葉を。小説が原作の場合、本と映画では結末が違うことも多いというのです。そこで高校のとき映画「君の膵臓をたべたい」を鑑賞後、原作を購読。面白い! そこから住野よるさんの他の作品も読むようになっていきました。住野よるさんの小説は読後感が爽やかで、自分もそんな気持ちになったなあと共感できる作風が好きです。

  • [安田 登 著] 古典を読んだら、
    悩みが消えた。
    古典への入り口としても、実用書としても、オススメの一冊

    私は本屋派。ネットよりも本屋さんで買うのが好きで、いろんな書店を巡っては新しい本との出会いを楽しんでいます。この本もそんな一冊。タイトルを見て、まさか古典にこんな読み方があるの?と思わず購入。読んでみると古事記、和歌、平家物語、論語など多彩な古典から、生きづらさを解消するためのヒントが解説されていました。作品の意味を取ることが中心になる高校の授業では、まずこのような切り口は考えられません。新しい古典の見方に触れた貴重な体験でした。

  • [作者不詳。平安時代の歌物語] 伊勢物 卒業研究の題材は古典作品
    そこで魅力的な人物に出会う

    主人公のモデルとされる在原業平には、百人一首の歌人の印象しかなかったのですが、研究を通して魅力的な人物像が見えてきました。和歌の才能は豊富でも、当時の貴族男性にとって大切な教養だった漢詩・漢文はまるでダメ。天皇の女御・藤原高子との禁断の恋に夢中になるなど欠点が多いゆえに、人間味を感じさせる人物でした。私は卒業後、大学院に進学して特別支援学級の教員か研究者をめざします。業平から学んだ人の欠点を愛する心。それを仕事の原点にしていきたいと思います。

教員からの一言

国際日本学部
辻村 尚子准教授
『伊勢物語』には、主人公が東国にさすらいの旅に出る有名な東下りの話があります。『古事記』のヤマトタケル、『源氏物語』の光源氏もさすらう主人公です。こうした「主人公がさすらう」話の型は、現代においてもさまざまな物語を生み出しています。「話型」という視点で作品を比較すると、意外な共通点・相違点の発見につながります。
  • 室町 小学生の頃からの歴史ファン好きな日本史を大学で研究

    小学校高学年のとき漫画をきっかけにハマって以来、今に至るまでずっと歴史ファン。とくに好きなのが戦国時代で、卒業研究では室町幕府最後の将軍・足利義昭の後半生について調べています。足利義昭はあまりによく知られた人物ですが、信長に京都を追われてからの後半生には分からないことが多く、さまざまな文献を通じて研究中。将軍だけに関連する人物は多く、毛利、武田、上杉らに送った書状なども引照していきたいと思います。ではなぜ、義昭なのか。それはひとえに人間的な魅力です。

  • 戦国 諦めない心が凄すぎる
    苦しいときは義昭を思い出す

    ともかく、義昭の諦めない心が凄すぎる! 京都追放後、各地を流浪してたどり着いた鞆の浦に幕府を築き、将軍の仕事を続けるとともに、信長を打倒して京都へ戻ることを断念しませんでした。この熱量がかっこいい。諦めない心は現代人も大切にする価値観です。僕自身、大学では課外活動本部や学祭実行委員など、いろんな仕事に挑戦してきたし、就活も始まっています。どれも楽ではありませんが、苦しいときは義昭を思い出して乗り切ってきました。歴史研究は実生活の支えにもなるのです。

  • 第十五代将軍
    利義昭
    真の歴史好きが集まる学部で
    お互いを高め合っている

    高校までの歴史は暗記中心の勉強になりがち。大手前大学なら、好きな対象について、自由なスタイルで伸び伸びと研究できます。カリキュラムの自由度も高く、僕は日本史を中心に、興味ある他分野を組み合わせた科目を履修してきました。仲間の存在も心強く、真の歴史好きしか集まってこない学部なので、必ず“歴史友達”と出会えます。歴史マニアの学生たちが、教科書に載っていないような武将についても深く話し合うという独特の環境のなか、学び合い、高め合いが展開されています。

教員からの一言

国際日本学部
石畑 匡基講師
足利義昭が出した古文書を探すのは数も少なく、とても大変!! でも、その努力を積み重ねることで、新しい史実を発見できる可能性があります。しっかりと、自分の「好き」を突き詰めてください。
国際日本学部
尾崎 耕司教授
史学の卒業研究は、学生のみなさんが最も関心のあることをテーマに、自由に研究することができます。

学べる専攻一覧Major subject

コース名をよりわかりやすくリニューアルしました

史学コース
日本研究・アジア研究コース
国際共生コース
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