1.教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること
(教員養成に対する理念)
本学の教職課程は、社会に貢献できる教員の人材育成を目指している。
教員には常に高い倫理観と使命感が求められており、怠ることなく学習に努めて教育力を高め、児童・生徒にどのような教育をして、どのような人間に育てたいかという目標(教育観)を明確に持ち自己成長を続けなければならない。そのためには自らの授業や言動を常に見直し、自らを改善できる力が必要となってくる。また、教員が児童・生徒の尊敬の対象となり、児童・生徒のロールモデル(role model)になるよう、常に学びの姿勢を崩さず自己研鑽に努め、自身の全人格の養成をしなければならない。これはまさに本学の建学の精神に合致するものである。
本学の教職課程において育成しようとしている教員の資質能力として、以下の4項目を掲げている。
- 幼児・児童・生徒の発達段階および社会における教育の役割(教育観を含む。)に関する適切な理解
- 教職に対する旺盛な情熱や高い倫理観・使命感ならびに次世代の人材育成を行うという誇り
- 学校教育の中核をなす教科指導、生徒指導等を充実させるための知識や技能
- 教職の意義や教員の役割に関する正確な知識・理解、生徒や保護者あるいは地域で日々発生しうる課題に適切に配慮・対応し円滑な関係を構築できる能力
また、教育実習における実践的指導力の育成を目標として、以下の3項目を掲げて学生に考えさせ、教育実習に当たらせている。
- 教えるべき内容や知識がしっかり自分のものとなっていたか。
- 自分の言うべきことや教材を正確に伝えるだけの教育方法や教授技術が身についていたか。
- 他の教員や事務職員、生徒たちと人間的に接触できたか。
さらに、教職課程の総まとめとして位置づけられている「教職実践演習」においては、グループディスカッション、事例研究、ロールプレイ、模擬授業などの多用により、実践的指導力や教職に就くための決意の醸成を図っている。
(目標達成のための計画)
別紙1(PDF 580KB)