キャンパスにいるときに地震が発生した場合
(1) 地震発生時の対応と緊急避難法
室内にいる場合
教室等にいる場合は、衣類・持物などで頭を覆い、机の下などにもぐる。また余裕がある場合は以下にも留意する。
- 窓ガラスの飛散を防ぐため、窓のカーテンを閉める。
- ドアを開放し、出口を作る。
- 落下・転倒などの恐れのあるものから離れ、身を守る。
廊下にいる場合は、窓ガラスが飛散したり壁が倒れる恐れがあるので、壁際には寄らず、すみやかに近くの教室に避難して机の下にもぐる。近くに教室のない場合は、照明器具など落下の恐れのあるものの下から離れ、衣類・持物などで頭を覆ってかがみこむ。
階段にいる場合は、あわてて降りようとせずに、衣類・持物などで頭を覆い、かがみこむ。
室外にいる場合
窓ガラスが飛散したり壁が倒れる恐れがあるので、校舎や塀から離れ、広い場所に避難して腰をおろす。その時、地面の亀裂や陥没・隆起などに注意する。
(2) 地震鎮静後の対応
火災が発生した場合
火災が発生したら、すみやかに周囲に知らせて消火活動にあたる。初期消火が無理なようであれば、いさぎよく避難する。また一度避難したら再び中に戻らないこと。
- 水や消火器以外にも座布団、毛布など手近なものを利用して手早く消火する。
- 煙を吸い込まないように姿勢を低く床をはうように避難する。
消火器のポイント
- 安全栓を引き抜く。
- ホースをはずし、火元にむける。
- レバーを強く握って、放射する。
燃え上がる炎や煙にまどわされずに燃えているものにノズルを向け、火の根元を掃くように左右にふる。
避難上のポイント
- 出口に殺到したりせず、負傷者や障害者を優先的に誘導しつつ順序よく避難する。
- 隣室なども含め全員退出したか確認の上、ドアは開放したまま退避する。
ただし火災が発生し、消火不能の場合は閉めて避難する。 - エレベーターは、閉じ込められる危険があるので、絶対に使用せずに階段で避難する。
退避の心得
冷静に状況を判断して、隣人を確認しながら負傷者や障害者の避難をサポートする。
- 衣類・持物などで頭を覆い、窓ガラス・照明器具・外壁・看板などの落下物に注意する。
- 地面の亀裂・陥没・隆起や、電柱・塀などの倒壊に注意する。
- 停電した場合は、誘導灯を目印に落ち着いて避難する。
- 周辺がパニックに陥りそうな時は「机にもぐれ」「落ち着いて」など、状況に応じた正確な指示を声に出してお互いに確認する。