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【経営学部】11/15(金)マーケティング入門の授業で株式会社関西コレクションエンターテイメント社長 中川 博之さまに講義いただきました
2024.11.21
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経営学部 當眞瑞代助教による「マーケティング入門」の講義では、身近な事例をとおして企業活動でマーケティングがどのように行われているのか理解することを目的としています。今回、京セラドームで開催されている「関西コレクション」の運営、ファッションショーやイベントの企画・運営、モデル育成事業を展開している株式会社関西コレクションエンターテイメント社長の中川博之さまに講義いただきました。
まず、中川さまの経歴についてお話がありました。大学在学中、得意だった中国語を活かすため1年間中国北京に交換留学、そこで経験した自ら環境を変えること・多様性に触れることがその後の人生に大いに役立っているとのことです。大学卒業後、中国語を活かした香港企業への就職を経て、実弟と共に飲食店を経営する傍ら、高校時代に学んだITスキルを活かしWeb制作会社を設立。しかし「多くの人を驚かせるような大きな仕事がしたい!」と大きく方向転換し、当時誰も手掛けていなかったドーム球場でのイベントを企画し、2011年に日本のドーム球場で史上初となるエンターテイメントイベント「関西コレクション」の開催にこぎつけました。
このようにスタートを切った関西コレクションですが、1回目は13,000人だった来場者も、YoutuberやTikTokerなどのインフルエンサーをいち早く起用するなど話題を生み出しTVニュース等マスコミで度々取り上げられたこと、イベント中の撮影を自由にしたことによるSNSでの拡散、などにより年々来場者数を増やし、コロナ禍前の2019年には44,000人を動員、コロナ禍での中止、復活を経て2024年には累計来場者数が72万人を突破しました。
一方、自分もモデルになりたい、オーディションはないのか、といった要望をビジネスチャンスと捉え、モデル育成事業を手掛ける「関西コレクションエンターテインメント」を設立。さらに育てたモデルを派遣(マネージメント)する事業にも進出しました。今では、2年前まで普通の高校生だったモデルをパリコレクションに輩出できるまでになったとのこと。この事業においては彼女たちが夢や目標をチャレンジできる環境を整えることが大切であり、今後は「関西コレクション」に出演するためのオーディションイベント「学生ランウェイ」を立ち上げ、より多くの学生・若者にとって夢のあるイベントにしていきたい、とのことでした。中川社長からは「環境が変わると行動が変わり、行動が変わると習慣が変わり、習慣が変わると結果が変わる、若い皆さんは是非意識的に新しい環境に飛び込んで欲しい」とのメッセージをいただきました。
その後質疑応答が行われ、「男性モデルは募集しないのか」「10万円のVIP席設置は勝算があったのか」「モデル募集はどうのようにしているのか」など男女問わず多くの質問が寄せられ、一つひとつに丁寧に対応いただきました。
最後に、中川社長から「関西コレクションの来場者数を大幅に増やす、革新性・成長可能性・実現可能性を踏まえたマーケティング戦略立案」の課題が出され、グループ単位で来年1月に中川社長の前で発表することになりました。学生たちの奮起と斬新な発表が楽しみです。
(配信元:学園広報)


