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【経営学部】11/5(火)サービス経営の授業で梅小路ポテル京都総支配人 松井 美佐子さまに講義いただきました
2024.11.13
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経営学部 當眞瑞代助教による「サービス経営」の講義では、外食産業やホテル経営に携わっておられる実業界の方々をゲストスピーカーとしてお招きし、具体的な事例と携わった方々の生の声を聴くことによって理解を深めています。第2回は、梅小路ポテル総支配人松井 美佐子さまにホテル経営、ご自身のキャリアについてお話しいただきました。
松井さまは大学卒業後㈱リクルートに入社。3年間の勤務を経て結婚を機に退職、専業主婦に。当初のプランどおり育児が一段落したところでリクルートに復職、同社が編集する旅行情報サイト「じゃらん」の営業に携わりました。その後「じゃらん」営業時代に多くのホテル・旅館の経営者と接した経験を活かし、京阪系列のホテルの役員などを経て、現在梅小路ポテル京都の総支配人を務めておられます。専業主婦時代の児童施設でのバザー立ち上げなど、職業上の経験のみならず「経験すべてがキャリア」であると考えておられます。
松井さまは企業が持っている情報と人々が求めているニーズを効果的にむずびつける「マッチング」に意欲を燃やしているとのこと。ホテル業界においても、お互いの求めている内容・要望が見えるようにして「こんな宿に泊まりたい」というニーズと「こんな人に泊まってもらいたい」と考えるホテル側とのマッチングを図りたい、とのことです。
梅小路ポテル京都の「ポテル」とは、物資や文化の出入り口を語源とする「Port」と「Hotel」の造語です。 地域に根ざしながらも、国内外の方々の交流の玄関口となることを目指すとともに、「ホテル」に「 ゜」を付けることで、様々なことが繋がっていく「ご円(縁)」を意識したネーミングとのこと。その特徴は、ホテル運営会社が全体をプロデュースするのではなく、様々なキュレータ―(施設の企画・運営を担う専門職)が参加し、協力し合いながら共用部分を作り上げていったこと。例えば、銭湯スタイルの共同浴場を作る(梅小路銭湯「ぽて湯」)、ボードゲームを楽しんだり子供連れが自由に遊べる空間、読書やフリードリンクを楽しむ空間、など、通常であれば利益を生むために客室にするスペースを敢えてこのような空間にすることで、中規模ホテルの利点を生かし、小規模ホテル(ゲストハウスなど)、大規模ホテルとの差別化を図っているとのことです。
授業の最後に課題として、「梅小路ポテル京都の変身案」「皆さんがホテルを1日自由に使えるとしたら」のどちらかをグループで発表することになりました。本日の講義を踏まえた学生たちの発表が楽しみです。
(配信元:学園広報)