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【経営学部】「食」に関する講義でゲストスピーカーによる講義を行いました③
2024.09.02
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経営学部 當眞瑞代助教による「食」に関する講義「食のマーケティング」では、実業界の方々をゲストスピーカーとしてお招きし、具体的な事例と携わった方々の生の声を聴くことによって理解を深めています。春学期は3名のゲストスピーカーの方々による講義を実施いたしましたが、以下第三弾(最終)の内容をお伝えいたします。
■5/31(金)、7/19(金)食のマーケティング スピーカー:株式会社真田 専務取締役 真田千奈美さん
今回のテーマは「乾物の未来を拓く」。株式会社真田は、1904年(明治37年) 創業、今年で創業120年、持続可能なファミリービジネスとして1000年企業を目指し、京都を地盤とする乾物製品の製造および販売の事業をされています。最初に、「商いの元は生産者にあり」の創業当時の考えの元、120年に渡る女性経営者中心の事業の変遷をたどり、その本質は、売上至上主義ではなく、各種ステークホルダーへの貢献を基盤とする「身の丈経営」であると説明されました。また、学生にとって、これまでの学びとは視点が異なる株式会社真田独自のマーケティングの考え方をわかりやすく自社製品を事例にお話しいただきました。そして、締めくくりとして、「未来を予測する最良の方法は、自ら未来を切り開くことである」と、学生の将来のキャリアにも影響する言葉で話を終えられました。学生の感想には、「自分の胸に刺さり、自分の未来を切り開いていきたいと思いました」と書かれていました。最後に、グループで取り組む課題として「乾物の新しい売り方」のテーマを発表頂き、授業を終えました。
続いて、7/19には、前回いただいた課題に対して、各グループの取り組みの発表を行いました。当初、「乾物とは何か」を各自が知るところからのスタートでした。各グループは、これまで、そして真田さんから前回学んだマーケティングの考えをもとに、それぞれに独自にアイデアを考え、工夫を凝らした発表を行いました。結果は、わかめを家庭用消費者やインバウンド向けに、日本文化を踏まえ、食べるのが楽しくなる遊び心ある提案をしたグループが真田賞を獲得しました。そして、真田さんには「学生からみた乾物の新しい視点を得られた」と講評をいただき、2回の授業を締めくくりました。
(配信元:学園広報)