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【建築&芸術学部】山見勇佑さんオープンバッジをデザイン
2025.07.07
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キャンパス国際交流の活動実績の頑張りや挑戦を、本学独自の評価基準で評定認定する制度「キャンパス国際交流活躍サーティフィケイト」。異文化理解を深め、国際人としてコミュニケーション能力や語学力を備え、かつ研修プログラムを修了した学生には、成長の証として「オープンバッジ」が発行されることになりました。そのデザインを担当したのが、建築&芸術学部4年生・山見勇佑さん。そこで山見さんに、制作過程での苦労やデザインに込めた思いなどをお聞きしました。

■こだわった点を教えてください
今後、使用される場面が増えていく(デザインが展開される)ということを最初に聞いていたので、“汎用性の高さ”は特に意識しました。多くの大学でオープンバッジが採用されていることを知り、事前に入念なリサーチもしました。汎用性を意識すると、シンプルなものになりがちなのですが、ありがちなものではなく、オリジナリティを出しつつ汎用性が高いものにするということが難しかったです。ゼミの担当教員である松本尚 先生にご指導をいただき、何パターンもつくりましたが、松本先生からは度重なるダメ出しがあり、春休みを含む3ヶ月くらいを制作期間に充てました。国際色と交流をイメージした握手のデザインを採用したアイコンと大手前ブルーで本学らしさを表現し、オリジナリティが出せたのではないかなと思っています。
■制作過程を通して得た気づきはありましたか
自分では理解できても、人に伝わらないことがあるというのを思い知りました。これまで授業では、自分のつくりたいもの、自分の好きなものを制作してきましたが、今回初めて“人のためにつくる”という経験をしました。何度もやり直しをして、デザインをするということの大前提は“人に伝わる”ものにしないといけない、ということに気づきました。言葉にできないことや、言葉だけでは伝えられないことが、デザインでは人に伝えることができると思います。
■今後の抱負について
これまで大学の授業を通して学んできたことを、今後は社会に対してデザインをつくっていきたいです。今回の経験を通して、人のために作品をつくりたいと思うようになりました。昔から商品パッケージがとても好きだったので、できればパッケージデザインに携わりたいと思っています。パッケージは企業が消費者に世界観を伝えられるのが魅力だと思います。将来、企業のメッセージをデザインとして、多くの人に伝えていくことができたらいいいですね。

今回完成したデザインは山見さんにとって、3か月間毎日見続けてきたものということもあり、とても愛着があるのだとか。細かいひとつひとつに意味を込めてデザインしたものなので、紆余曲折の集大成を感じてほしいと話す山見さんがとても印象的でした。学園では今後、山見さんがデザインした「オープンバッジ」を、時にはアレンジを加えながら幅広く、そして末永く大切に使っていきたいと思います。
(配信元:学園広報)
