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わたしたちの「ゆさぶる ささる 胸を打つ」

【教員採用試験合格座談会】同じ夢をめざした仲間とともに

国際日本学部 4年
日本とアジアの文化・文学専攻
ナオさん(中央)
教員採用試験(愛媛県・中学国語科)合格

同 ワカさん(右)
教員採用試験(愛媛県・中学国語科、島根県・中学国語科)合格

同・日本史専攻 ケイタさん(左)
教員採用試験(大阪府・中学社会科)合格

難関とされる公立中学校教員採用試験に、2025年度4年生の3名が合格!
教員をめざした想いから試験対策、後輩へのメッセージまでを語ってもらいました。

教員をめざしたきっかけ

-教員採用試験合格、おめでとうございます。教員をめざしたきっかけを教えてください。

ナオ 高校時代の現代文の授業がとてもおもしろかったことが原点です。若い女性の先生が心から国語を楽しみながら授業をされていて、その姿が強く印象に残っています。特に夏目漱石の『こころ』が好きになり、文学への興味が深まりました。私も生徒に国語の魅力を伝えられる先生になりたいと思い、国語の教員免許が取得できる大手前大学に入学しました。

ワカ 小学校高学年と中学校で担任をしてくださった先生方が、いつも一人ひとりに真剣に向き合ってくださっていて。今でも思い出すほど憧れの存在で、私も子どもに寄り添える教師になりたいと思うようになりました。大学受験では希望が叶わなかったのですが、大手前の現代社会学部に入学し、それでも夢を諦めきれず、教員免許が取得できる国際日本学部に転部して国語科教員をめざすことにしました。

ケイタ 部活動の顧問でもあった中学時代の恩師がきっかけです。3年間、親身になって話を聞いてくださって、同級生からの信頼も厚く、「こんな先生になりたい」と自然に思うようになりました。もともと社会が好きだったこともあり、社会科教員をめざして第一志望の大手前大学に進学しました。

教員採用試験・教育実習の思い出

-教員採用試験に向けて、特に頑張ったことは?

ナオ 知識の習得はもちろんですが、自分がどんな教師になりたいのかを明確にするため自己分析に力を入れました。ワカさんと意見交換をしながら、試験の1年ほど前から一緒に勉強を始め、教職自習室にもよく通いました。

ワカ まずは読書量を増やし、参考書は何度も読み込んで暗記するほどでした。教員採用は厳しいからと、親からは「就職活動をして一般企業も受ける方がいいのでは?」と言われましたが、教員一本でやりたいという意志を伝えると、「努力は無駄にならない」と背中を押してもらえました。勉強量の多さに不安になることもありましたが、原点に立ち返りながらナオさんと支え合って最後までやり切ることができました。

-二人はつねに一緒に勉強していたんですね。

ワカ 一人じゃなかったからこそ乗り越えられたと思います!

ナオ 授業後や空きコマ、授業のない日も大学に来て夜まで勉強していたよね。

-ケイタさんはいかがでしたか?

ケイタ 社会以外が苦手だったので、数学などは基礎からやり直しました。3年生を対象とした試験で思うような結果が出なくてショックでしたが、それをきっかけに勉強を頑張れるようになりましたね。就職活動と両立していた時期は大変でしたが、教員一本に絞ると決めてからは集中できましたし、二次試験の模擬授業対策にも特に力を入れました。仲間の模擬授業も参考にしていきました。

-教育実習はどうでしたか?

ケイタ 初日の午後から授業を任され、とても焦って(笑)。地理の授業でプリント作成など準備に追われましたが、回数を重ねるごとに工夫する余裕が生まれ、実践の大切さを実感しました。

ワカ 生徒一人ひとりの個性に向き合う難しさを感じましたが、日常の何気ない会話や質問を通して教師のやりがいを強く感じました。大学で学んだ授業づくりを実践できたことも大きな経験になりました。

ナオ 国語は教え方次第で楽しさが大きく変わる教科だと実感しました。グループでの音読を取り入れ、生徒同士が主体的に学び合える授業を意識すると、取り組み方が変わったのが印象的でした。放課後にも生徒と交流ができて、教員になりたいという想いがより強くなりました。

大学について

-大手前大学に入って、特に役立った授業は?

ナオ 3年生のときに受講した「国語科教育法」の授業です。”国語をどう教えるか”を具体的に学び、受け手だった自分が教える立場へと意識を切り替える大きなきっかけになりました。授業づくりの考え方だけでなく、声の出し方や生徒への声掛けなど、教育実習や今後の実践でも活かせる学びが多かったです。

ワカ 私も!授業だけでなく、教育実習のサポートや教員採用試験の面接対策まで手厚く支えていただきました。

ケイタ 僕は「社会科教育法」の授業が印象に残っています。模擬授業を通して授業の組み立て方を学び、教育実習での目標が明確になりました。面接対策でも先生にていねいにアドバイスをいただき、本番では落ち着いて受け答えができました。試験期間中も温かく声をかけてくださり、合格を一緒に喜んでくださったことが心に残っています。

-では、大手前大学に来てよかったことは?

ナオ 教職員の皆さんのサポートが本当に手厚いこと!周りの皆さんの応援が励みになり、自信にもつながりました。正直、入学前は「教育学部ではないけれど免許は取れる」という程度の認識でしたが、実際には想像以上の支援があり、これは大手前大学ならではだと感じています。だからこそ合格できたのかなと。

ワカ グループチャットでの情報共有もすごかったよね(笑)。

ケイタ 教務課の職員さんから1日に何回も(笑)。ボランティア情報や各自治体の採用試験情報などが頻繁に届いて、とても心強かったです。

ナオ 教職担当の古田先生の授業も印象的でした。自己PRシートを何度も添削してくださり、ICTを活用した授業づくりは教育実習や採用試験でも役立ちました。また、ゼミの辻󠄀村先生には研究の方向性についてアドバイスをいただき、教育実習にも足を運んでくださいました。模擬授業をほめてくださったことは大きな自信につながりました。

ワカ 学部を越えて学べる点も大手前大学の魅力だと思います。教育心理学など、幅広い分野の学びが採用試験にもつながりましたし、1・2年生の頃に多様な授業を履修できたことで、自分の関心や将来について深く考えることができました。

ケイタ 学園祭実行委員の経験も大きかったです。もともと人前で話すのが苦手でしたが、司会やリーダーを務めるなかで克服でき、教育実習や面接でもその経験が活きました。仲間と一つのものをつくり上げた経験が合格につながったと感じています。

メッセージ・今後の目標

-教員になりたい方や、迷っている方にメッセージをお願いします!

ナオ 1・2年生のうちから、できるだけ早く対策を始めてほしいです。準備にかけた時間は、そのまま自信につながりますし、成績次第では大学推薦の道も開けます。特に筆記試験は1年以上前からの対策がおすすめです。小論文や面接も含め、自己分析を通して自分の教育観をしっかり固めてください。不安になることは誰にでもありますが、積み重ねた努力が必ず支えになりますよ。

ワカ 大切なのは「周りを頼ること」。大学の先生方や職員の方は、想像以上に親身になって支えてくださいました。一人で抱え込まず、わからないことや悩みは積極的に相談してみてください。また、なぜ教員になりたいのか、どんな教師になりたいのかを明確にしておくことで、迷ったときにも自分を立て直せると思います。

ケイタ 学生生活のなかで、どんなことでもよいので積極的に挑戦してほしいです。そして「やる」と決めたことは最後までやり抜く。その経験が面接で語れる強みになります。努力を信じて、諦めずに頑張ってください。

ワカ 私は3年生の2月からボランティア活動に参加しました。初日からとても楽しく、子どもとの接し方や声かけの工夫を実践的に学ぶことができました。他のボランティアスタッフの関わり方も参考にできましたし、この経験を、面接で自信を持って話せたのもよかったです。

ナオ 私もワカさんと一緒にボランティアに参加しました。これも、教職支援からのチャットでもらった情報によるものでした。楽しみながら子どもへの関わり方を学べたことは大きな財産になりましたし、実際に行動してみることで得られる学びがあると思います。

-最後に、これからの目標を教えてください。

ワカ 子どもたちの選択肢を広げられる先生になることが目標です。一人ひとりの可能性に気づき、引き出せる存在でありたいと思っています。専門面では、古典や漢文などまだ課題も多いので、卒業後も学び続ける姿勢を大切にしたいです。先日、憧れていた小学校時代の先生に再会し、先生の影響で教員をめざしたことを直接伝えることができました。子どもを第一に考えてくれた先生のような存在に近づきたいと思っています。

ナオ 来年度から中学校教員として教壇に立つので、「この先生に出会えてよかった」「担任でよかった」と思ってもらえる教師をめざします。国語の楽しさを伝えるとともに、専門性を高め、教育現場の課題にも向き合いながら自分にできることを考えていきたいです。同期の先生方と意見交換を重ね、まずは愛媛で教員としての基礎をしっかり身につけ、将来的には兵庫県に戻ることも視野に入れています。

ケイタ 目標は、生徒から信頼される先生になること。日頃から声をかけ、話を聞くことを大切にしながら、「この先生を見て教師になりたい」と思ってもらえる存在になれたらうれしいです。教壇に立つ日をとても楽しみにしています。

※内容はすべて取材時のものです。(2025年12月)