わたしたちの「ゆさぶる ささる 胸を打つ」
学びに打ち込み「自分」を知り、「自信」を育てた4年間

百瀬 光志朗さん
三菱製紙株式会社 内定
心理学を軸にさまざまな学びに挑戦し、気づいた自分の強みと可能性
大手前大学での4年間で私がもっとも頑張ったのは「勉強」です。中高生時代は部活動に打ち込んでいたものの、大きな成功体験を感じたことはありませんでした。自信をあまり持てないまま入学したのもあり、「本気で勉強をしてみたら自信がつくかもしれない」。そんな想いで心理学の学びに向き合ってみました。
なかでも惹かれたのが「集団心理学」。1対1と集団のなかにいる場合では、人の行動がどう変わるのかを実生活と結びつけながら考えるのがとてもおもしろかったです。もともと「相手を理解したい」との思いから学び始めた心理学でしたが、次第に自分を知ることの大切さにも気づかされ、「自分を知りたい」という風に変われたのも成長だと感じています。
集団心理学を学んだことで、自分が話している様子を録音・録画し、癖になっているようなしぐさや口癖を見直すなど自分の分析にもチャレンジしてみました。心理学の知識が自然と自分自身の理解にもつながったと思います。
そして、学部や専攻の垣根を越えて学べる「クロスオーバー制度」を利用し、心理学に加えて観光や演劇、情報、会計などの授業にも積極的に参加しました。建築&芸術学部の演劇の授業では他学部の学生と共に演技に挑戦し、大きな刺激を受けることができました。また、資格取得にも興味が出て宅建や簿記の勉強も継続しているところです。
多様な学びを経験したことで、「自分は法律系が得意」「数字は少し苦手」などの適性も客観的に見極めることができました。こうした積み重ねが少しずつ自信へとつながっていったのだと思います。
ITサポートのアルバイトで培った、伝える力と寄り添う姿勢
2年生から始めた学内のITサポートのアルバイトも、私にとって大きな成長の場となりました。PC操作に不安を持つ学生の相談を受けて問題解決をサポートするというのが主な仕事内容です。
実は、もともとPCには少し苦手意識を持っていました。しかし、このアルバイトの募集を見つけたとき、「やってみないとわからない」「苦手だからこそ、困っている人の気持ちがわかるはず!」と思い切って応募してみたのがきっかけです。
実際に始めてみると、例えば、接続マニュアルに書いてあることであってもPC操作が苦手な人にとってはつまずきやすい箇所があるということもわかりました。私も苦手分野であったからこそ、自分の経験を活かして相手に寄り添うというサポートができたと思っています。
また、初めて「人に教える立場」になったことで伝え方の工夫を重ね、「どう伝えれば相手にもっとも届くか」を考える習慣も身につきました。このスキルは社会人になってからも活かせるのではないでしょうか。
幅広い業界を見た就職活動では数社から内定、そして自ら選べた進路
就職活動では業種を限定せず、さまざまな企業を訪問しました。職種は、営業や販売など“人と関わる仕事”に絞り、銀行のインターンシップにも参加。心理学とは直接関係のない業界がほとんどでしたが、幅広い学びや経験に興味を持っていただくことも多かったです。
その結果、数社から内定をいただき、三菱製紙株式会社への入社を決めました。紙は進化し続けており、医療用現場で使われる減菌用途の紙製品など、生活や医療、産業を支える重要な存在となっていますし、当社では医療用マスクなども開発し、販売しています。そんな紙づくりや商品開発を通じて人々の生活に貢献できる仕事に魅力を感じました。
入社後はまず営業職として商品の魅力をしっかり伝えながら、お客さまの立場にも寄り添える人になりたい。そしていつか、お客様に新たな素材の提案ができるような存在になるのが夢です。
また、将来的には人材育成にも関わっていきたいですが、「こんな人になりたい」というような具体的な目標は、働きながらじっくりと考えていきたいと思っています。
「自信がなかった自分」から「学びに挑戦できる自分」へ
私は指定校推薦で本学に入学しましたが、実は第一志望ではありませんでした。しかし、クロスオーバー制度を活用し、興味のあることに思い切って挑戦した4年間を過ごすなかで自分に自信がつき、就職活動も無事に終えることができました。いろいろな学びに手を伸ばせる環境、それが本学のよさだと実感しています。
また、先生方との距離の近さも本学の魅力です。1年生のサマースクールで出会った先生が2年生の後期になっても名前を覚えてくださっていたことはとてもうれしい思い出です。そして、自宅でも学びやすいように動画を配信してくださったり、授業外でも質問にていねいに答えてくださったりしているゼミの中島先生の存在も、私が学びを続けられた大きな支えになりました。
卒業論文は、中島先生がストレスについて講義をされていたことからヒントを得て、「オタクと幸福度」というテーマにしました。ストレスは不幸の原因になり得ますが、逆に、“幸福の要因”を調べてみたいと思い、研究を進めています。
この4年間、とにかく興味のあることにどんどん挑戦することで、“自信がなかった自分”から、“新しい学びに挑戦できる自分”へと変わっていました。大学で得た学びと経験が、これからの私の進む道もきっと支えてくれるでしょう。
※内容はすべて取材時のものです。(2026年1月)