最新情報
【国際看護研究所】「JBI gLOCAL Solution Room 2024」オンラインセミナーの開催
ニュース
2024年6月9日(日)、gLOCAL Solution Room 2024 オンラインセミナーを大手前大学 国際看護学研究所が開催し、学内外の先生方や臨床の実践家を含む40名以上の看護職者にご参加いただきました。「gLOCAL Solution Room」とは、Evidenced Based Practice(以下、EBP)を推進するためのオンラインセミナーやワークショップで、医療や看護におけるエビデンスに基づく実践の普及と発展を目的としています。JBIの呼びかけにより毎年この時期に世界各国でgLOCAL Solution Roomが同時開催され、今年は6月3日から9日の7日間、20か国以上のJBIのコラボレーションセンターにおいて専門家と実践者らによる知識や経験の共有や意見交換がなされました。
本研究所では9日に実施し、当日は冒頭に、本学国際看護学部の教授でJBI大手前インプリメンテーションセンターのディレクターでもある西村直子先生より、JBIおよび本センターの活動について説明がありました。その後、友滝愛先生(東京大学大学院)より、EBPの5つのステップに沿って臨床での疑問をEBPに向く疑問にするにはどのように考えればよいか、EBPを普及させるための視点等について臨床の視点をふまえて明快にご説明いただきました。次に、郷良淳子先生(京都府立医科大学大学院、精神看護専門看護師)より、臨床におけるエビデンス導入という観点から、コミュニケーション技術の一つであるヘルピングスキルを用いた患者との対話の実際及び今後の示唆についてお話しいただきました。
シンポジウムでは、本学国際看護学部の准教授 笠松由利先生をファシリテーターに、友滝先生および郷良先生と「エビデンスを実装する組織的な仕掛けには何が必要」というテーマでディスカッションを行いました。組織で取り組むには、導入するタイミングの見極めや理解・協力を得られる仲間を見つけることが重要であり、エビデンス=研究やエビデンス=介入ではなく、実践を言語化し臨床におけるエビデンスの価値を検討する意義などについても言及されました。参加者からもコメントや質問が寄せられ、オンラインではありましたが参加者とシンポジスト間とで活発な意見交換がなされ、今後の日本におけるEBPの組織における更なる取り組みが期待されるセミナーとなりました。
* JBI(The Joanna Briggs Institute;ジョアンナ・ブリッグス研究所):根拠に基づくヘルスケア実践(Evidence Based Health Care Practice)を世界的に推進することを使命とした研究所である
本研究所では9日に実施し、当日は冒頭に、本学国際看護学部の教授でJBI大手前インプリメンテーションセンターのディレクターでもある西村直子先生より、JBIおよび本センターの活動について説明がありました。その後、友滝愛先生(東京大学大学院)より、EBPの5つのステップに沿って臨床での疑問をEBPに向く疑問にするにはどのように考えればよいか、EBPを普及させるための視点等について臨床の視点をふまえて明快にご説明いただきました。次に、郷良淳子先生(京都府立医科大学大学院、精神看護専門看護師)より、臨床におけるエビデンス導入という観点から、コミュニケーション技術の一つであるヘルピングスキルを用いた患者との対話の実際及び今後の示唆についてお話しいただきました。
シンポジウムでは、本学国際看護学部の准教授 笠松由利先生をファシリテーターに、友滝先生および郷良先生と「エビデンスを実装する組織的な仕掛けには何が必要」というテーマでディスカッションを行いました。組織で取り組むには、導入するタイミングの見極めや理解・協力を得られる仲間を見つけることが重要であり、エビデンス=研究やエビデンス=介入ではなく、実践を言語化し臨床におけるエビデンスの価値を検討する意義などについても言及されました。参加者からもコメントや質問が寄せられ、オンラインではありましたが参加者とシンポジスト間とで活発な意見交換がなされ、今後の日本におけるEBPの組織における更なる取り組みが期待されるセミナーとなりました。
* JBI(The Joanna Briggs Institute;ジョアンナ・ブリッグス研究所):根拠に基づくヘルスケア実践(Evidence Based Health Care Practice)を世界的に推進することを使命とした研究所である
(配信元:国際看護研究所)