最新情報
【国際看護学研究科】ラオス保健科学大学で国際助産演習を行いました
ニュース
10月26日~11月9日の2週間、国際看護学研究科の1年次生4名が、ラオスで国際助産演習を行いました。1週目は首都ビエンチャンにあるラオス保健科学大学とマホソット病院での演習、2週目は北部ルアンパバーンにあるラオ・フレンズ小児病院のアウトリーチ活動への参加でした。
この科目では、グローバルな視点からリプロダクティブヘルスをとらえるために必要な能力を涵養することを目指しています。現地に入って対象の生活を知ることで、様々な社会文化背景を持つ女性と子ども、その家族を複眼的にとらえることの重要性を改めて感じ、学びました。また、学術協定を締結しているラオス保健科学大学の訪問では、カリキュラムについてレクチャーを受け、学生による妊婦健診や分娩介助のデモンストレーションを見学させていただきました。ラオスの助産学生は実習で自宅分娩の介助もするそうです。自宅分娩が多いラオスのニーズに対応できるよう教育がなされ、その役割を果たすべく励んでいるラオスの学生に大いに刺激を受け、学生にとって大変貴重な機会になりました。
学生は実習に参加するにあたり、事前に危機管理や異文化理解に関するガイダンスを受けるなど、しっかりと渡航準備をし、無事に2週間の実習を終えることができました。
実習参加者からの感想をご紹介します。
・国際助産演習では、大学や病院、アウトリーチ(訪問支援)など様々な場所での見学をさせていただきました。実際にラオスという土地で2週間過ごしたことで、ラオスの人たちの生活や慣習が少し見えた気がしました。日本とは異なる文化、その中でも個人の考えなどさらに個別性があります。ケアを行う時、関わる時、対象の背景を考慮して必要なケアを考えることの大切さを学ぶことができました。
(助産実践科学分野1年生 春木さん)
・日本とは異なる文化や価値観、生活を持つラオスの人々と関わる中で、“相手を理解しようとする姿勢”と“自分の意見を伝える姿勢”の大切さを理解することができました。ラオスでは、民族・伝統・家族の信念によって国内でも多様な価値観や文化が共存しています。そのため、ラオスの医療従事者は、対象となる人の価値観・文化・信念・生活を理解しようという姿勢を常に持ち、相手とその家族にとってより良いケアは何かを考えて関わっていました。これは、日本国内外問わず、医療従事者として必要な姿勢であると感じました。また、助産学生、大学院生としてどう感じたか、どのような意見を持っているか、意見を求められる機会が多く、自分の意見を言語化することで、さらに学びが深まることが分かりました。国際助産演習を通して得た学びを活かして、多様性を受容し、相手を尊重した関わりができる助産師として国内外で活動していきたいです。
(助産実践科学分野1年生 宮川さん)
・ラオスでは異文化に触れ、日本での「当たり前」は海外の「当たり前」とは異なること、また、医療アクセスの面など日本で「当たり前」に受けられる医療がラオスではどうして難しいのか、実際に触れ、身をもって体験することができました。日本で暮らす外国人は年々増加していますが、対象者の持つ背景、文化を理解し、それらを考慮して支援を行うことが大切であると学びました。
(公衆衛生看護実践科学分野1年生 宮武さん)
・ラオスは様々な民族が共に暮らしている国であり、民族によって言語も慣習も異なります。そのため、健康教育では理解をできているかクイズ形式で何度も確認をしていたり、写真や映像など視覚的な情報を多く用いられていたり、対象者と同じ民族のスタッフが説明を行ったりと、言語・慣習が異なる方にも伝わるように工夫されていることを知りました。対象者の文化・背景を踏まえた上で、対象者が理解できる方法を考え、実際に実施できるかまで確認することが重要であると学びました。
(助産実践科学分野1年生 吉本さん)
この科目では、グローバルな視点からリプロダクティブヘルスをとらえるために必要な能力を涵養することを目指しています。現地に入って対象の生活を知ることで、様々な社会文化背景を持つ女性と子ども、その家族を複眼的にとらえることの重要性を改めて感じ、学びました。また、学術協定を締結しているラオス保健科学大学の訪問では、カリキュラムについてレクチャーを受け、学生による妊婦健診や分娩介助のデモンストレーションを見学させていただきました。ラオスの助産学生は実習で自宅分娩の介助もするそうです。自宅分娩が多いラオスのニーズに対応できるよう教育がなされ、その役割を果たすべく励んでいるラオスの学生に大いに刺激を受け、学生にとって大変貴重な機会になりました。
学生は実習に参加するにあたり、事前に危機管理や異文化理解に関するガイダンスを受けるなど、しっかりと渡航準備をし、無事に2週間の実習を終えることができました。
実習参加者からの感想をご紹介します。
・国際助産演習では、大学や病院、アウトリーチ(訪問支援)など様々な場所での見学をさせていただきました。実際にラオスという土地で2週間過ごしたことで、ラオスの人たちの生活や慣習が少し見えた気がしました。日本とは異なる文化、その中でも個人の考えなどさらに個別性があります。ケアを行う時、関わる時、対象の背景を考慮して必要なケアを考えることの大切さを学ぶことができました。
(助産実践科学分野1年生 春木さん)
・日本とは異なる文化や価値観、生活を持つラオスの人々と関わる中で、“相手を理解しようとする姿勢”と“自分の意見を伝える姿勢”の大切さを理解することができました。ラオスでは、民族・伝統・家族の信念によって国内でも多様な価値観や文化が共存しています。そのため、ラオスの医療従事者は、対象となる人の価値観・文化・信念・生活を理解しようという姿勢を常に持ち、相手とその家族にとってより良いケアは何かを考えて関わっていました。これは、日本国内外問わず、医療従事者として必要な姿勢であると感じました。また、助産学生、大学院生としてどう感じたか、どのような意見を持っているか、意見を求められる機会が多く、自分の意見を言語化することで、さらに学びが深まることが分かりました。国際助産演習を通して得た学びを活かして、多様性を受容し、相手を尊重した関わりができる助産師として国内外で活動していきたいです。
(助産実践科学分野1年生 宮川さん)
・ラオスでは異文化に触れ、日本での「当たり前」は海外の「当たり前」とは異なること、また、医療アクセスの面など日本で「当たり前」に受けられる医療がラオスではどうして難しいのか、実際に触れ、身をもって体験することができました。日本で暮らす外国人は年々増加していますが、対象者の持つ背景、文化を理解し、それらを考慮して支援を行うことが大切であると学びました。
(公衆衛生看護実践科学分野1年生 宮武さん)
・ラオスは様々な民族が共に暮らしている国であり、民族によって言語も慣習も異なります。そのため、健康教育では理解をできているかクイズ形式で何度も確認をしていたり、写真や映像など視覚的な情報を多く用いられていたり、対象者と同じ民族のスタッフが説明を行ったりと、言語・慣習が異なる方にも伝わるように工夫されていることを知りました。対象者の文化・背景を踏まえた上で、対象者が理解できる方法を考え、実際に実施できるかまで確認することが重要であると学びました。
(助産実践科学分野1年生 吉本さん)
(配信元:国際看護学研究科)