2022年度まで、建築&芸術学部の染色工芸専攻の非常勤講師をしていただいていました、兼先恵子先生が「第45回日本新工芸展」で「内閣総理大臣賞」を受賞されました。

「日本新工芸展」は、表現上の造形を追求しながらも、美と生活の調和をテーマとしている公募展で、「公益社団法人 日本新工芸家連盟」の主催により、毎年開催されているものです。立体と平面の作品で開催され、最優秀作品には内閣総理大臣賞が授与される、難易度の高い公募展となっています。

兼先恵子先生からコメントをいただきました。
「第45回日本新工芸展　内閣総理大臣賞　「玉響の刻」（たまゆらのとき）―源氏物語・柏木の帖―」
“源氏物語をテーマに1998年から作品制作に取り組んでいます。全54帖を1帖から物語を追って制作を重ねており、今回大臣賞を戴いた「柏木」の帖で35作目となります。ここ何年か牡丹のお庭にスケッチに通い見事な花の盛りは勿論のこと、雨風で散り始める命の美しさ、次の命を育む種子の力強い形態などに心惹かれ、源氏物語の登場人物の盛衰と重ね合わせ表現へと昇華させ制作しています。“　兼先恵子


★第45回新日本工芸展★
会期：2023年5月17日（水）~5月28日（日）
時間：10：00～18：00 入場は閉館30分前まで
会場：国立新美術館（六本木）3階展示室（入場料が必要です。）

★巡回展・地区展情報
東海展 会期：2023年6月17日（土）～ 25日（日）会期中無休
　　　　時間：10：00～18：00 入場は閉館30分前まで
　　　　会場：名古屋・松坂屋美術館
　　　　入場料が必要になります。（中学生以下無料）
　　　
近畿展　会期：2023年6月27日（火）～ 7月2日（日）月曜休館 祝日の場合は開館
　　　　時間：10：00～18：00 入場は閉館30分前まで
　　　　会場：京セラ美術館
　　　　入場料が必要になります。（大学生以下無料）

（配信元：建築&芸術学部）