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【国際看護学部・国際看護学研究科】加古川刑務所での研修を行いました

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国際看護学部生と国際看護学研究科の大学院生が教員と共に、加古川刑務所で看護の役割に関する研修を実施しました。
研修では、まず加古川刑務所の歴史や収容者の特徴、教育内容の説明を聞いたり、広大な敷地内に建てられた女区と一般区、解放区の施設見学を行いました。所内は、収容者に応じた管理体制や安全を確保する保護観察室の環境があり、厳格に管理され秩序ある生活が送られていました。
施設見学の後は質疑応答の時間を設けていただき、刑務官と看護師の方々に矯正施設における看護の役割についてお伺いしました。社会とのつながりや刑務所の生活、更生の可能性、取り組み内容と課題を具体的にご回答いただき、理解が深まりました。また、医療スタッフの方のお話も伺い、受刑者の健康管理や急病人への対応、日々のケアの説明に加えて、疾病を有する収容者が多い中での困難についても報告していただきました。ご自身の生活体験や知恵、看護師としての臨床経験で得た知識や技術を基に対応してきたそうです。お話を伺い、受刑者たちが安全で健康的な環境で生活できるよう尽力されている姿勢を感じました。
看護に携わる人間として、社会の異なる側面を理解し、状況や場所を問わず人々の健康を守り、ケアすることが重要な役割であることを改めて学ぶことができた研修でした。

(配信元:国際看護学部、国際看護学研究科)

加古川刑務所掲載可1
施設概要の説明風景
加古川刑務所掲載可2
施設見学後の質疑応答風景
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