7月11日、建築＆芸術学部・建築コース 神農教授のゼミナール（光環境ゼミ）の授業では、ゲストスピーカーによる特別講義を実施し、3年生のゼミ生10名に加え、2年生2名の合計12名が参加しました。

本ゼミでは、居住者が健康で快適な生活をするためにはどのような光環境が望ましいのか、人の生活に影響を及ぼす物の色や照明について考えることを目的としています。今回、照明のプロフェッショナルであるパナソニック株式会社の向健二氏をお迎えし、学生たちは、パナソニックが独自に開発中のIoT照明試作機「ILLUMME（イリューム）」を使ったアート作品制作に取り組みました。プログラミングで「ILLUMME（イリューム）」の光を操り、テクノロジーとアートの学習を同時に体験しました。

座学として「ひかり・あかりの歴史と最新技術」を向氏に講義いただいた後、いよいよ制作活動へ。好きな音楽・歌詞・詩などを選ぶ事前課題があり、学生たちは選んだものの世界観を言語化し作品のコンセプトに設定。それを色・光・動き・和紙・木のブロックを組み合わせることで作品として表現しました。

学生たちはペアで課題に取り組み、選んだ曲（歌詞、詩など）、作品コンセプト、挑戦してうまくできた点、苦労した点、さらに挑戦したかった点などを完成した作品とともに発表。色・光・照明の表現の新たな可能性に触れる貴重な機会となりました。

大手前大学では、授業に多種多様な業界の専門家をゲストスピーカーとしてお招きし、特別講義を実施しています。学生にとっては通常の授業とは異なる学びを深める機会となっています。

（配信元：学園広報）