7月11日（火）、厚生労働省医政局看護課　看護企画係長 倉永優子様に大阪大手前キャンパスにお越しいただき、「看護系技官による出張講義」を実施していただきました。
看護系技官とは、看護師・保健師・助産師の資格を活かし、厚生労働省で医療・介護・保険・福祉に関する政策に携わる技術系行政官で、今回、倉永先生から看護系技官の役割について詳しくご説明いただきました。
本学は2023年度4月に国際看護学研究科を設置し、看護に関する知識の幅を広げ看護分野での活躍を志す院生にとっては興味のある講義で、参加した院生は熱心に耳を傾けていました。

講義では、政策の策定から現場レベルの変革まで専門職能団体とも連携して取り組んでいること等をご説明いただき、看護系技官の業務の多面性と重要性が理解できる内容でした。また、看護職のご経験や専門的な技術と知識、コミュニケーション力を活かしてご活躍されていることが分かり、必要な資質も知ることができました。看護政策が健康的な社会を構築するための重要な鍵であることを再認識し、質疑応答でも学生が積極的に質問をしておりました。

現役の看護師経験を経て改めて大学院で学ぶ院生にとって、保健師・助産師・看護師の職域の広さや教育の方向性について理解を深め、将来的なキャリア形成を考える貴重な機会となったようです。

（配信元：国際看護学部）