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【国際日本学部】サマースクールで日本国際民間協力会(NICCO)を訪問

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国際日本学部では、8月3日より3日間の集中講義(サマースクール)として「海外ボランティア演習」(担当:坂本真司 准教授)を開講。授業では開発援助を主な例とし、国際ボランティア活動とはどのようなことをするのか、その成果や問題点について具体的に学ぶことを目的に、学生たちは個別に仮想開発援助団体を設立し、団体の長として組織構成、活動スキーム、運営ルールなどを自身で構築するという課題に取り組みました。

2日目(8月4日)の授業では、学生13名と坂本准教授が京都市中京区にある「公益社団法人 日本国際民間協力会(NICCO:ニッコー)」を訪れ、海外ボランティアの専門家である職員の方より、海外での活動内容などについてお話しを伺うフィールドワークを実施しました。

午前中は広報を担当されている大豊盛重マネージャーより、国際協力におけるNGOやNPOの役割について、NICCOの歴史や活動内容について、そして最後に国際協力業界で求められる人材についてなど、具体例とともに詳しくお話しいただきました。午後からは、数日前に帰国されたばかりの海外事業を担当されている岩崎哲也ヨルダン事務所代表より、ヨルダンでの青少年更生施設支援について、現地の様子や活動内容、駐在員の一日に加え、この仕事のやりがいについてお話しいただいた後、ルーマニアの首都・ブカレストを拠点に現在ウクライナへの物資調達・配布支援活動をされている山崎可蓮さんとオンラインで繋ぎ、現地の様子や活動内容についてお聞きしました。

岩崎氏は最後に「若いうちに国際協力に触れることのできる皆さんがうらやましい。今日の気づきを次(行動)に繋げていってほしい」と気づきの大切さについて語られ、「この機会が選択肢のひとつとなり、気づきのお役に立てたなら喜びです」と、学生たちにエールを送ってくださいました。今回のNICCO京都本部訪問について、坂本准教授は「京都市中の町家界隈、高名日本画家の旅館のような立派なアトリエ兼住居だった民家にオフィスを構える姿、アジア、アフリカで躍動する国際NGOにはみえないそのユニークさに学生たちはとても驚いていました。大豊様のゆっくり丁寧な解説、セカンドキャリアとして活躍される岩崎様のエールを交えた熱いお話、年齢の近さゆえ親近感をもてた山崎様からは、情況の厳しさが大いに伝わる報告を聴かせてもらいとても有意義な1日となりました」と振り返りました。

最終日はフィールドワークでの学習の成果として課題作成に取り組み、全員それぞれの仮想事業のプレゼンテーションを実施しました。岩崎氏の言葉通り、学生たちにとって今回の訪問が気づきのきっかけとなり行動に繋がっていくことを期待します。

(配信元:学園広報)


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